南米ガイアナで台湾オフィスが発足、中国の反発で発表当日中に「合意取りやめ」

Record China    2021年2月7日(日) 20時10分

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台湾外務省は4日、ガイアナに台湾オフィスが設立されたと発表した。中国は反発し、ガイアナ政府は同日中に、台湾側とのオフィス設立の合意を取り消すと発表した。写真はガイアナの風景。

中華民国外交部(台湾外務省)は4日、ガイアナに台湾オフィスが設立されたと発表した。ガイアナ外務省との合意にもとづく措置とした。しかし台湾メディアのミラー・メディアによると、中国からの抗議を受け、ガイアナは現地時間同日午後、台湾との合意を終結させたと発表した。

台湾外務省によると、台湾オフィスの設立は1月11日付のガイアナ外交部との合意にもとづいたものだった。同月15日には台湾オフィスの初歩的な運営が始まったという。また、将来的には、在ガイアナの台湾オフィスと同等の地位をもつガイアナ・オフィスが台湾に設立されるとした。

中国はただちに反発した。中国政府で台湾関連を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は4日、「台湾と中国と外交関係を持つ国が、いかなる形式であれ公的な関係を持つこと、あるいはいかなる公的な機構を設立することにも、断固として反対する。ガイアナには、一つの中国の原則を厳守し、台湾関連の問題を適切に処理することを要求する」「民進党のさまざまな手口をもってしても、台湾が中国の一部分であるという事実を変えることはできない」などと表明した。

ガイアナ外務省は4日午後に、「意思疎通に誤りがあった」と釈明し、「ガイアナ当局と台湾にはいかなる外交関係も存在しない」「台湾側との合意を終結させる」と説明した上で、一つの中国の原則を引き続き順守すると表明した。(翻訳・編集/如月隼人

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