日韓海底トンネルへの批判に韓国野党が反論=「金大中、盧武鉉元大統領にも親日DNAがあったというのか」

Record China    2021年2月3日(水) 11時0分

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2日、韓国・MBCは「日韓海底トンネル」の公約への批判に対し、韓国最大野党「国民の力」の議員が反論したと伝えた。写真は釜山。

2021年2月2日、韓国・MBCは「日韓海底トンネル」の公約への批判に対し、韓国最大野党「国民の力」の議員が反論したと伝えた。

記事によると、「国民の力」トップの金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長はこのほど、釜山沖の加徳(カドク)島に新空港を建設する議論の中で、加徳島と九州をつなぐ「日韓海底トンネル」について「積極的に検討する」と述べた。これに対し与党「共に民主党」からは「親日だ」と批判の声が上がっていた。

「国民の力」所属の河泰慶(ハ・テギョン)議員は2日、ラジオ番組に出演し、与党に対し「それでは加徳新空港には日本人の出入りを禁止するのか。そうやって反日選挙をするのか」と指摘。さらに「(日韓海底トンネルは)金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が推進していたもの。それなら彼らにも親日DNAがあったというのか」と反論したという。

同党非常対策委員の成一鍾(ソン・イルジョン)議員も別のラジオ番組で「与党は恐らく『経済性がない』『親日勢力だ』などと攻撃するだろうが、(日韓海底トンネルは)金大中、盧武鉉元大統領の時も肯定的に検討されていた」と強調したという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「海底トンネルができたら、釜山港と金海空港の収益はどうなるの?」「釜山は終着地ではなく経由地になってしまうだろう」「韓国が敢えて予算を投じてトンネルを造る必要ある?。日本が主導して造るというのであれば協力程度はするかもしれないけど…」「現状でも軍事的危険性のある敵対国なのに、海底トンネルが経済的?」など日韓海底トンネル計画に否定的な声が相次いで上がっている。

「国民の力」に対しても「親日政党で間違ってない」「ビジョン・政策と親日の区別もつかないの?」「今の時局をしっかり分析して未来を見て。国民が嫌だと言ってるんだ!」と批判の声が上がり、「金大中、廬武鉉元大統領の時は、日本が推進しようとしていた。つまり、外交のテコとして利用するという言及であって、韓国で推進しようとしたものではない」との指摘も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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