なぜだ?日本人は運動しないのに痩せていてしかも長生き―中国メディア

Record China    2021年1月30日(土) 21時20分

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28日、健康時報は「日本人は運動しないのにどうして痩せていて長寿なのか」とする記事を掲載した。

2021年1月28日、健康時報は「日本人は運動しないのにどうして痩せていて長寿なのか」とする記事を掲載した。

記事は、厚生労働省の最新のデータで、日本人の平均寿命が女性で87.26歳、男性で81.09歳と世界トップクラスにあると紹介。一方で日本人はあまり運動しないというデータが医学雑誌「ランセット」でも示されているとした上で、日本人が普段運動しないにもかかわらず健康を保っている理由として「独特な日常生活の習慣と、特殊な国情」を挙げて説明している。

まず、飲食の習慣について紹介し、低カロリーで多くの食材を使用して食事を作ること、「腹八分目」を意識して満腹になるまで食べないこと、朝食を重視して夕食を軽めにすること、油を大量に用いた料理ではなく、煮る、蒸すといった「水料理」を多用すること、魚介類や昆布、海苔といった海産物の摂取量が非常に多いことなどをポイントとして挙げた。

また、外出や行動の習慣として、西洋人に比べて歩いたり自転車に乗ったりする機会が多いこと、自動車を使わない毎日の長距離通勤が無意識のうちに運動になっていること。毎日お風呂に入るほか、森林浴をはじめ心身をリラックスさせるさまざまな「沐浴(もくよく)」が行われていることなどを挙げている。

さらに、すぐに腹を立てたりケンカをしたりせず、穏やかな心を持つ、何事も楽しもうとする気持ちを持つといった「心の平和」も健康長寿に大きく寄与していると伝えた。

このほか、日本の行政も国民の健康増進に対する取り組みを積極的に進めていると指摘。厚生労働省が2008年よりメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した特定検診、特定保健指導の制度を導入し、社会や企業ぐるみでメタボの予防、改善に取り組んでいるとした。

また、メタボに対する日本政府の取り組みは、国民の健康長寿を守るだけでなく、高齢化社会に備えて将来の医療費負担を少しでも軽減するという狙いもあるのだと紹介している。(翻訳・編集/川尻

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