中国が「輸入品にコロナ付着」を相次ぎ報告、WHO追従も欧米の異議受けすぐさま撤回―仏メディア

Record China    2021年1月26日(火) 18時20分

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25日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国が輸入品の包装を新型コロナウイルスの感染源と称していることにWHOが追従する動きを見せ、欧米諸国から非難を浴びたと報じた。

2021年1月25日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国が輸入品の包装を新型コロナウイルスの感染源と称していることにWHOが追従する動きを見せ、欧米諸国から非難を浴びたと報じた。

記事は、中国がかねてより冷凍食品などの輸入品の包装を新型コロナウイルス感染の原因とし、輸入品に対する強制検査や消毒を実施していると紹介。これまでに米国産豚肉、サウジアラビア産エビ、ブラジル産牛肉などの包装にウイルスの形跡が見られたとしたほか、25日にも米国産ビールの包装からウイルスが検出されたと発表したことを伝えた。

一方で、中国政府による一連の行動や主張に対し、米国や欧州などが商品に対する特別検査の実施に反発するとともに、中国を除く各国の専門家が中国政府の証拠評価に異議を唱えているとした。

その上で、このほど米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに世界保健機関(WHO)から「新型コロナウイルスがコールドチェーンから伝播し、すでに感染が抑制されている国に再度ウイルスが入る可能性がある」と警告する文書が送られてきたと紹介。中国側の主張を支持するようなWHOの文書にすぐさま欧米諸国が反発を示すとともに、中国の復旦大学教授さえも「輸入品を一つ購入して新型コロナに感染する確率は、飛行機事故に遭うより低い」と語ったとしている。

記事は、WHOの関係者が文書について「発表の許可が下りていないものを、誤って発送してしまった。文書には最近の科学論文、メディア報道、中国から提出された文章といった最近のデータを盛り込むつもりだったが、その表現や言い回しについては最終決定していなかった」などと釈明したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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