コロナと対中関係悪化で、オーストラリアの大学が窮地に―独メディア

Record China    2021年1月6日(水) 18時20分

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6日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国との関係が悪化しているオーストラリアの貿易が苦境に立たされるとともに、現地の大学も窮地に追いやられていると報じた。写真はメルボルン大学。

2021年1月6日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国との関係が悪化しているオーストラリアの貿易が苦境に立たされるとともに、現地の大学も窮地に追いやられていると報じた。

記事は、英紙デーリ・メールの4日に報じた内容として、新型コロナウイルスの感染拡大と豪中関係の悪化に伴い、中国人留学生に大きく依存していたオーストラリア国内の大学の研究資金が大幅に削減され、7校が世界の大学トップ100から陥落する可能性があると伝えた。

そして、国立大学であるオーストラリアン・カソリック・ユニバーシティの学長が「わが国は毎年中国人留学生から70億豪ドル(約5600億円)の資金を獲得している。大学の収入が激減すれば研究支出も減り、ゆくゆくは世界の大学ランクから姿を消すことになるだろう」との見解を示したとしている。

記事は、7大学について、オーストラリア国立大学、シドニー大学、メルボルン大学、サウスウェールズ大学、クイーンズランド大学、モナーシュ大学、西オーストラリア大学であると紹介したほか、新型コロナの影響により現地の留学生の15%を占めるインド人留学生も留学先をカナダに変更することを検討しており、このままの状況が続けば留学生数は今年中に60万人から30万人へと半減する可能性もあると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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