中国の「チップ開発」が新たな段階に、オープンソース利用の高性能CPUが登場―中国メディア

Record China    2020年12月15日(火) 9時20分

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上海市に本社を置くサイファンが、世界的にも先進的なCPUである天枢シリーズを開発したと発表した。チップ技術の自主開発で、中国は新たな段階に到達したとの見方が出ている。

中国メディアの中国新聞社によると、コンピューターの中央処理装置(CPU)の開発などを手掛ける上海賽●科技(SiFan、サイファン、●は日へんに「方」)は10日、RISC-Vを利用した世界的にも先進的なCPUである天枢シリーズを開発したと発表した。

同社の最高経営責任者(CEO)である徐滔(シュー・タオ)氏は天枢シリーズについて、高性能なコンピューターを必要とする企業向けの製品だが、データセンター、パソコン、移動端末、高性能ネット通信、機械学習などの広い範囲への応用が可能と説明した。

RISC-Vとは、コンピューターの中央処理装置(CPU)に実行命令を下す機械語の集合の一種で、オープンソースであるために、自由に利用・修正・頒布することができる。記事によると、RISC-Vについては専門家から「従来は、簡単な実行命令を処理することしかできず、応用面の広さや深さにかなり大きな制約があった」という。

中国は、サーバーやパソコン、移動端末などのコンピューターのチップについてインテルやARMなど外国企業の供給に頼ってきたが、サイファンが高性能である天枢シリーズを開発したことは、中国が、パソコンなどに利用できるチップ技術の自主開発で、新たな段階に到達したことを意味するという。

中国工程院院士である倪光南(ニー・グアンナン)氏はRISC-Vについて、基本設計がよくチップ開発の敷居を下げることや、利用については「皆がゼロからのスタート」という状態なので、歴史的な蓄積が関係ないことなどを列挙した上で、「他の先進国の政策上の規制を避けることができる」ことも付け加えた。

倪氏は、天枢シリーズはサイファンにとって、「RISC-V分野における技術刷新の新たな到達点であり、出発点でもある」と論じ、同社は今後、企業側の必要に答える形で、さらに高性能のCPUを多く開発し、ユーザーに高品質で信頼性も高い製品やサービスを提供することで、中国におけるオープンソース利用のチップ業界の新たな発展を推進するだろう」との見方を示した。(翻訳・編集/如月隼人

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