冬季五輪が秘めるビジネスチャンス、「氷雪経済」の巨大な潜在力

CRI online    2020年12月2日(水) 14時20分

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中国北部の各地では最近、広い範囲で雪が降り、雪景色やウインタースポーツを楽しむ「氷雪観光」のシーズンが始まりました。

中国北部の各地では最近、広い範囲で雪が降り、雪景色やウインタースポーツを楽しむ「氷雪観光」のシーズンが始まりました。

2022年北京冬季五輪の雪上競技のメイン会場となる河北省張家口市崇礼区には大型のスキー場が7カ所あり、ゲレンデのコース数は169本で総滑走距離は162キロとなっています。うち15コースは、国際スキー連盟の公認です。冬季五輪の開催に合わせて、同区は氷雪のまちづくりに全力を挙げ、3万人近い雇用を創出しています。現在、区民の4人に1人がスポーツ産業関連の仕事をしていて、区民の所得拡大を大きく促しています。例えば、スキー指導員の1時間のマンツーマンレッスンの料金は100~200元(約1580~3200円)です。指導員の月収は1万元(約15万8000円)を軽く超えるそうです。2018~19年の雪シーズンに同区を訪れた観光客は延べ281万人で、観光収入は20億5000万元(約325億円)に上りました。

「中国氷雪観光発展報告2020」によりますと、中国のウインタースポーツ関連企業は6600社超で、うち有限責任会社の割合は70%を超えています。企業の29%は登録資本金が1000万元(約1億5800万円)以上となっています。2018~19年の氷雪シーズンの氷雪観光者数は延べ2億2400万人で、観光収入は3900億元弱(約6兆1845億円)に上りました。2022年には氷雪観光者数が延べ3億4000万人、観光収入が6800億元(約10兆7832億円)に上ると見込まれています。氷雪観光は、中国の冬季観光と氷雪経済における「核心エンジン」となるでしょう。(提供/CRI

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