【CRI時評】BRICSの「五つの堅持」

CRI時評    2020年11月19日(木) 12時20分

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中国の最高指導者・習近平国家主席は17日夜、第12回BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)首脳会議でのビデオ演説で、新型コロナ対策や協力の推進をめぐり、「五つの堅持」を提案した。 世界は現在、百年未曾有の大変局と新型コロナのパンデミックが重なり合い...

中国の最高指導者・習近平国家主席は17日夜、第12回BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)首脳会議でのビデオ演説で、新型コロナ対策や協力の推進をめぐり、「五つの堅持」を提案した。

 世界は現在、百年未曾有の大変局と新型コロナのパンデミックが重なり合い、グローバルガバナンスや信用、発展、平和の赤字は増える一方だ。発展途上国のリーダー役であるBRICSは、新たな情勢下で、どのように協力を強化していくか。習主席は、多国間主義、団結と協力、開放とイノベーション、民生優先、エコと低炭素という五つの提案を行い、一国主義や責任転嫁、保護主義に明確に反対した。

 新型コロナなどの影響により、国際通貨基金(IMF)は2020年の世界経済見通しをマイナス4.4%としており、新興市場国と発展途上国は過去60年間で初めてのマイナス成長が見込まれている。習主席は、BRICSが断固として国際公平・正義を守り、平和で安定的な発展環境を共同で作り出すよう呼び掛けた。また、揺るぎなく開放型世界経済を構築し、科学技術のイノベーション協力を強化し、福建省アモイ市にBRICS新産業革命パートナーシップのイノベーション基地を建設すると発表した。

 新型コロナにより、世界各国が脆弱な一面が露呈したものの、「人類は運命共同体」との認識を一層強めている。発展こそがすべての問題を解決するマスターキーだ。意見の相違を超えて団結し、理性によって偏見をなくし、「政治ウイルス」を取り除いて初めて、各国が手を携えて新型コロナと戦う最大限の力を結集でき、世界経済の回復と発展に動力を注入することができる。(CRI論説員)

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