中国がバイデン氏勝利を祝福しない、できない4つの理由―独紙

Record China    2020年11月12日(木) 11時0分

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11日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、米大統領選挙で勝利宣言をした民主党のバイデン氏に対し、中国政府が祝賀メッセージを出していない理由についてのドイツメディアの分析を紹介した。

2020年11月11日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、米大統領選挙で勝利宣言をした民主党のバイデン氏に対し、中国政府が祝賀メッセージを出していない理由についてのドイツ紙の分析を紹介した。

記事は、米大統領選が幕を下ろし、民主党候補のバイデン氏が勝利宣言を行ったとする一方、中国政府が今なおバイデン氏への祝賀メッセージを送っていないことに、世界が注目していると伝えた。

そして、ドイツ紙フランクフルターがその理由を分析し、挙げた4つの点を紹介。まず、選挙結果に納得のいかないトランプ大統領が来年1月20日の任期切れまでに、中国に対してさらなる攻撃的なアクションを起こし、中国の利益が再び損なわれる可能性があることを挙げた。

次に、トランプ大統領が敗北宣言をしていない時点で祝電を送れば、「中国が選挙干渉を行った」という陰謀論を助長することになる恐れがあるためだとした。

3つ目の理由は、バイデン氏が選挙運動中に新疆ウイグル自治区の問題などを取り上げて中国共産党や習近平(シー・ジンピン)国家主席を痛烈に非難してきたため、今祝電を送ってもバイデン氏の機嫌を取ることは難しいと考えていることだとした。

そして、最後の理由については、現在のトランプ大統領の言動が「米国の民主制度はひどい」という中国側の利益になる論調を生み出しており、敢えて態度を示さないことでこの論調をさらに勢いづかせる狙いを持っているためだとした。(翻訳・編集/川尻

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