「7つの進化」で回を追うごとに良くなる輸入博―中国メディア

人民網日本語版    2020年10月30日(金) 15時10分

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第3回中国国際輸入博覧会が11月5日、上海で予定通り開催される。

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第3回中国国際輸入博覧会(輸入博)が11月5日、上海で予定通り開催される。中国国際輸入博覧局の孫成海(スン・チョンハイ)副局長は、「第3回輸入博の全体的枠組みは前2回とほぼ変わらないが、フォーチュン・グローバル500と業界トップ企業の平均展示面積は第2回より14%増えた」と述べた。

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準備の過程で打ち出された「7つの進化」により、ますます良くなる輸入博に対する人々の期待が高まっている。

(1)より大きくなった展示規模

第3回輸入博企業展の計画面積は36万平方メートルで、第2回の計画面積より6万平方メートル増え、増加率は20%となっている。契約企業の出展面積はすでに計画目標に達している。消費財、医療、サービス貿易という3つの展示エリアの契約面積はすでに計画面積を上回り、自動車展示エリアもほぼ埋まりそうだ。

(2)より最適化された展示エリア設定

今年の企業展では、食品・農産品、自動車、技術装備、消費財、医療機器・医薬保健、サービス貿易という6大展示エリアを設けている。同時に、世界の注目ポイントと業界発展動向を結び付け、公共衛生・感染症対策、省エネ・環境保護、スマート移動・交通、スポーツ用品・競技という4つの専門エリアを新設した。

(3)より高い出展企業のクオリティー

フォーチュン・グローバル500と業界トップ企業が積極的に出展しており、出展企業数はすでにこれまでの規模を上回った。薬品、医療機器、乳業、化粧品、高級消費財、検査・測定、自動車、工業・電気、工程機械などの業界で上位10社に入る有名企業のほとんどがすでに出展契約を結んでいる。多くの企業が新商品や新技術、新サービスを携え、「世界で初の発表、中国で初の展示」を行う。

(4)より大きな取引プラットフォーム

輸入博のメイン会場と通りを隔てた場所に位置する緑地世界商品貿易港は、上海が全力を注いで作り上げた輸入博通年取引サービスプラットフォームで、展示、調達・取引、商業貿易サービス、保税展示販売、消費・観光などの機能が一体化されている。貿易港には様々なカテゴリーの海外商品6万点以上が導入されており、それには輸入博の展示品と同じ商品7000点以上、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国の商品6000点以上が含まれる。同貿易港にはオンラインプラットフォームも開設されており、貿易港バーチャル展示館とクラウドショッピングモールには、31カ国・地域の1000種類以上の商品がオンライン販売されている。

(5)より大きくなった長期契約企業の自信

7月26日、第3回輸入博出展企業連盟が第1回会議を行い、同時に乳業専門委員会と公共衛生感染症対策専門委員会が設立された。会議では、連盟の加盟メンバー35社が3年間の長期出展協力覚書に調印した。その企業はほとんどがフォーチュン・グローバル500や業界トップ企業だ。輸入博との長期的な共同発展に着目して長期契約を交わしたことは、中国の市場開拓に対する確固とした自信を体現するものだ。出展企業連盟は出展企業が第1回輸入博の開幕中に自発的に提唱して設立され、すでに142社が加入している。

(6)より強い政策的支援

海関(税関)総署はこのほど、第3回輸入博の通関注意事項を正式に発表し、14項目の円滑化措置を打ち出し、出展者と展示品が安全かつ円滑に中国国内に入り、国外に出られることを力強く保障した。関連当局はこれまでの輸入博への支援政策を続けることをベースに、前向きな検討を経て新たな支援政策を増やし、相次いで発表する予定だ。

(7)より細やかな都市保障

上海市政府副秘書長、都市サービス保障指導グループ弁公室主任の尚玉英(シャン・ユーイン)氏は、「上海は『より細やかな保障、より心のこもったサービス、より優れた環境』から着手し、レベルと質の高い輸入博を全力で開催する」と述べた。

上海は都市運営管理機能を一つにまとめた「一網統管」プラットフォームを十分に活用し、「スマート公安」の応用を強化し、セーフティーネットをしっかりと築く。また、証明書の複数回有効化利用、入場時セキュリティー・健康状態一体化検査など新たな措置を革新し、出展・来場企業の体験度を高める。案内のマークを最適化し、展示エリア、交通・トイレ、医療スポットなどの施設・設備にスポットを当て、案内マークをより全面的に検討され、より便利なデザインで、より目立つものにする。展示会場の救急処置と定点病院設置などの措置を最適化し、作業プランと緊急対応プランを作成し、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制を準備作業のさまざまな面で体現させている。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

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