中国へのFDI流入額が逆境の中で増加、中国外交部「中国経済発展の強靭性が示された」

人民網日本語版    2020年10月29日(木) 15時20分

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中国外交部の汪文斌報道官は「中国への外国直接投資流入額は今年上半期、逆境の中増加した」と述べた。

中国外交部の汪文斌(ワン・ウェンビン)報道官は28日の定例記者会見で「中国への外国直接投資(FDI)流入額は今年上半期、逆境の中増加した。これは中国経済の発展への外国の信任票であり、中国による改革開放の持続的推進の成果でもあり、中国経済発展の強靭性と中国と外国の互恵協力の大きな将来性がはっきりと示された」と述べた。

【記者】国連貿易開発会議(UNCTAD)が27日発表した報告は、今年上半期に世界のFDIは前年同期比49%減少したが、中国へのFDI流入額は相対的に強靭性を保ったことを示している。UNCTAD高官は、今年9月までに中国へのFDI流入額が、すでに昨年同期比で増加の勢いを呈しており、増加幅が2.5%に達することも明らかにした。これについて中国側としてコメントは。

【汪報道官】逆境の中での外資の増加は中国経済の発展への外国の信任票であり、中国による改革開放の持続的推進の成果でもある。今年に入り中国は2度にわたり外国投資安定化の新政策を打ち出し、新たな全国及び自由貿易試験区のネガティブリストを発表し、海南自由貿易港を設置し、自由貿易試験区を3か所増設し、ビジネス環境を優れたものに変え続けた。世界の国境を越える直接投資が大幅に減少する中、中国への外資流入は6カ月連続でプラス成長を実現した。1~9月の中国の実行ベース外資導入額は米ドル換算で前年同期比2.5%増加し、外資契約額1億ドル以上の大型プロジェクトの新設または増資は574件に達し、多くの大型プロジェクトが中国で増資・生産拡大を行った。これによって中国経済発展の強靭性と中国と外国の互恵協力の大きな将来性がはっきりと示された。

現在、中国は国内の大循環を主体とし、国内と国際の2つ循環が相互に促進する新たな発展構造の構築を加速している。新たな発展構造は閉鎖的な国内循環ではなく、開放的な国内・国際の双循環だ。新たな発展構造が中国と世界の経済をより緊密に結びつけ、各国が共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う発展の構造であり、中国経済の長期的発展に有利であるだけでなく、世界各国にもさらに多くの発展のチャンスと空間をもたらすことは、事実が証明している。

中国は揺るぎなく歴史の正しい側に立ち、改革の深化と開放の拡大を堅持し、各分野の開放的協力を強化して、各国と共に一日も早く新型コロナとの闘いに完全な勝利を収め、世界経済の回復を後押しするために共に努力する。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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