中国アプリが物議醸す中、韓国大統領府がTikTokアカウント開設「努力を考慮」―中国メディア

Record China    2020年10月29日(木) 13時20分

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28日、観察者網によると、韓国大統領府が中国の動画アプリTikTokのアカウントを開設した。

2020年10月28日、観察者網によると、韓国大統領府が中国の動画アプリTikTokのアカウントを開設した。

記事は、中央日報、東亜日報など韓国メディアの28日付報道として、韓国大統領府が「k_newdeal」というTikTokアカウントを開設したと紹介。今回のアカウント開設について同府関係者は「20代の若者に韓国版ニューディールを宣伝するため」と明かしたという。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は今年4月22日、緊急経済会議の中で初めて「韓国版ニューディール」構想を打ち出した。構想の柱は韓国の持つハイテク分野の技術力を十分に発揮させ、充実したインフラと人材により「デジタル強国」を構築して国の競争力を高め、経済の着実な回復と発展を実現することだとしている。

韓国メディアは、同府がこれまでFacebookTwitterYouTubeといったさまざまなチャネルを利用して若者への情報発信に取り組んでおり、今回のTikTokアカウント開設もその一環であるとの見方を伝えている。

28日には文大統領の施政方針演説がTikTokアカウントで生中継され、視聴者は最大で5400人余りに上ったという。28日午後3時半時点で、同アカウントのフォロワーは3400人を超えたとのことである。

一方で記事は、米中間でTikTokを巡る紛争が繰り広げられる中でのアカウント開設に疑問の声が上がっているとも紹介。これに対して同府の関係者は「TikTokは近ごろ、一部の人の『憂慮』を打ち消すべく一連の措置を講じている。アカウント開設はTikTokによる努力を考慮した上での判断」とコメントしているという。(翻訳・編集/川尻

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