「毎晩、配信と同時にこのドラマを見ている。次回がとても楽しみなストーリー」。タイのある大学生がそう話すのは、10月15日にタイの動画配信サービス・TrueIDで配信が始まった中国ドラマ「陪你到世界之巔(Gank Your Heart)」だ。
タイでは、ドラマ「包青天」の人気は今でも衰えず、カンボジアでは「三国演義(三国志演義)」が誰でも知っているドラマとなり、シンガポールでは、「歓楽頌(Ode to Joy)」が長期にわたって大きな話題となり、フィリピンの国営テレビ局ピープル・テレビジョン・ネットワーク(PTV)は「鶏毛飛上天(Feather fly)」の放送開始セレモニーを開催した。
東南アジアだけでなく、ますます多くの中国ドラマがアフリカや中東などにもどんどん進出している。近年、「花千骨(花千骨~舞い散る運命、永遠の誓い~)」などのたくさんのドラマがアフリカのテレビで放送され、「平凡的世界」などが何度も再放送されている。南アフリカでは、「我的岳父会武術(My Kungfu Father-in-law)」や「老爸当家(Full House of Happiness)」などのドラマの宣伝動画や予告動画が配信されると同時に、多くのネットユーザーの注目を集め、大きな話題となってきた。ドラマ「歓楽頌」のメインクリエイターは、タンザニアでファンミーティングを開催し、現地の人々は、出演者に中国語で「会えてとてもうれしい」と大声で声援を送るなど、イベントは大いに盛り上がった。
アフリカでは、中国ドラマがデジタルテレビ局・四達時代(スタータイムス)のST Kungfuチャンネル、ST Sino Drama(中国映画・ドラマチャンネル)で1日中放送されている。アフリカにおいて運営のローカライズを実現している四達時代の業務は現在、アフリカの37カ国をカバーし、デジタルテレビユーザー1300万人以上、インターネット動画モバイルアプリのユーザー2000万人以上を抱えている。中国は8年連続でアフリカのテレビ番組見本市「DISCOP AFRICA」に聯合ブースを設置し、アフリカの人々に中国の最新のテレビ作品を紹介してきた。
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