2020年10月26日、中国中央テレビ（CCTV）の微博（ウェイボー）アカウントは、日本から戻った留学生とその家族の行動について伝えた。

同アカウントによると、山西省大原市の団地に住む女性が先日、団地のSNSコミュニティーに「子どもが日本から帰ってきました。アモイですでに14日間の隔離を済ませて家に戻ってきますが、皆さんに迷惑をかけないように、さらに自主的に7日間隔離を行います。どうぞご安心ください」との通知を発信した。通知には子どもの帰宅スケジュールや、帰宅する時間になるべく外出しないよう呼びかける内容も書かれていた。

この「他人に迷惑をかけない」ための通知に近隣住民たちは感動を覚え、続々と「おかえりなさい」という歓迎のメッセージを返信したという。

この件について、中国のネットユーザーは「国民のモラルがどんどん高くなっている」「こういう特別な時期に、このような出来事があるととても感動する」「相手の立場になって考えられる人こそ、本当に高いモラルを持つ人だと思う」「互いに理解し、尊重することが大切だ」「中国人が新型コロナに勝てたのは、市民の行動を見ればすぐにわかる」といった称賛のコメントを続々と寄せている。

一方で、一部のユーザーからは「ちょっと大げさな気もする」との意見も見られた。（翻訳・編集/川尻）