インド、中国国境地帯へ迅速に兵を送るトンネル開通―仏メディア

Record China    2020年10月4日(日) 17時10分

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仏RFIの中国語版サイトは3日、インドについて、「中国との国境地帯へ迅速に兵を送るトンネルが開通した」と報じた。写真は中印国境地帯。

仏RFIの中国語版サイトは3日、インドについて、「中国との国境地帯へ迅速に兵を送るトンネルが開通した」と報じた。

記事は、「中国とインドという二つの核大国が一触即発の状況にある中、インドのモディ首相はヒマラヤ山間部を通る戦略的トンネルの開通式に出席した。トンネルは、インド軍が遠く離れた中国との国境地帯に急行するのに必要な時間を大幅に短縮する」と伝えている。

記事によると、トンネルは、インド軍が中国軍と争うラダック地方へと向かう二つしかない幹線道路の一つにある。インド政府は早くから、トンネルの開通を、危険なラダック地方への緊急の兵員輸送に備えるための国境戦略計画としていた。

今年6月、中国とインドの国境に位置するヒマラヤ地域の係争地ラダックで両国の国境警備隊が衝突し、インド兵20人が死亡した。中国側は具体的な死者数を明かしていない。

トンネルは全長約9キロで、総工費は4億ドル(約421億円)。トンネルを使用することで、地滑りが発生しやすい山道を回避しながら、約50キロの距離と4時間を節約できるという。(翻訳・編集/柳川)

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