海南の離島免税新政策が観光の回復を牽引、1日当たり売り上げ15億円突破―中国

人民網日本語版    2020年8月28日(金) 21時20分

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海南省の離島旅客免税ショッピング政策が調整されて新政策が施行されると、三亜国際免税城には大勢の人が押し寄せ、観光消費が爆発的に増加した。

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夏休みシーズンはもともと海南省三亜市の観光市場にとって相対的な閑散期だったが、同省の離島旅客免税ショッピング政策が調整されて新政策が施行されると、三亜国際免税城には大勢の人が押し寄せ、観光消費が爆発的に増加した。新政策が7月1日に施行されてから現在までで、1日あたり平均売上高は1億元(約15億円)を突破し、これにより、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制に取り組む中で海南観光業は急速に回復した。中国新聞網三亜支部が27日に伝えた。

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26日に同免税城を訪れると、付近の駐車場はどこも満車で、買い物に来た観光客の流れが途切れることがなかった。店内では、多くのブランド店の前で観光客が長い行列を作って入店の順番を待っていた。レジにも順番待ちの長い行列ができていた。

中国免税品(集団)有限責任公司(中免集団)傘下の三亜市内免税店有限公司市場部の趙晶(ジャオ・ジン)ディレクター補佐の説明によると、「現在、1日あたりの来店者数は3万~4万人に達し、これまでで最も多かった春節(旧正月、今年は1月25日)連休期間の来店者よりも多い。当社はさまざまな措置を取ってサービスの質向上に努めている」という。

データをみると、7月1日から8月18日までで、海南省に4カ所ある離島免税ショッピング対応の免税店の売上高が50億元(約750億円)を突破し、前年同期の3.5倍に増加し、1日あたりの平均売上高は1億元を超えた。

海南省党委員会の改革全面深化委員会弁公室(自由貿易港活動委員会弁公室)の李宇飛(リー・ユーフェイ)副室長の説明によると、「離島免税ショッピングの新政策が施行されると、海南省の離島免税ショッピング売上高が大幅に増加し、販売品目にも変化がみられるようになった。新たに免税対象となった携帯電話、アルコール類、タブレットPCなどのモバイル型電子製品が新免税対象商品の売上高のうち95%を占めたほか、以前は免税対象でなかった単価8千元以上の商品の売り上げが目に見えて増加し、売上高は12億元(約180億円)に迫り前年同期の5.2倍に増えた」という。

李氏は、「これまでは海南の免税店で売られている商品の約80%が香水と化粧品で、価格が8000元(約12万円)以上するものはほとんど売れなかった。7月1日に離島免税ショッピング新政策が施行されると、この日に腕時計3本が80万元(約1200万円)で売れるという、これまでにない現象が起こった。新政策のボーナスが徐々に顕在化している」と述べた。

離島免税ショッピングという「ピカピカの看板」が三亜の夏の観光市場を賑わしている。26日夜に三亜火車頭海鮮広場の様子を眺めると、広々とした店内には大勢の客がいて、ほとんど空席がない状態だった。

公開された資料によると、海南省にはすでに離島免税経営の資格を取得した国有企業が2社ある。同省は年内にも三亜に離島免税店3店舗を新たにオープンする予定だ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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