当初は日米韓防衛相会談を計画、韓国が抜けた理由は?=韓国ネットから懸念の声

Record China    2020年8月21日(金) 13時20分

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21日、韓国・東亜日報は「エスパー米国防長官は当初、日米韓3カ国会談を提案していたが、韓国政府が明確な回答を避けていたことが分かった」と伝えた。写真はソウル。

2020年8月21日、河野太郎防衛相とエスパー米国防長官が29日に米領グアムでの会談を調整していることに関連し、韓国・東亜日報は「エスパー米国防長官は当初、日米韓3カ国会談を提案していたが、韓国政府が明確な回答を避けていたことが分かった」と伝えた。

記事によると、米行政部関係者は「29日にグアムかハワイでの日米韓防衛相会談を提案した」とし、「3国間の協力を強化し、北朝鮮と中国の脅威に対するより強力な抑止力とするため」と説明した。また、ミリー統合参謀本部議長が29日に訪韓する案も韓国政府と調整していたが、具体的な進展はないという。

28日に終了する米韓合同軍事演習の直後に日米韓防衛相会談とミリー議長の訪韓を立て続けに行うという米国の計画の意図について、記事は「米中対立の中で日本と韓国に反中路線への参入を促すためとみられる」指摘。また「米国は北朝鮮が朝鮮労働党創建75周年を迎える10月10日に大規模な閲兵式を計画していることと、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)問題についても議論する考えだった」と分析している。

韓国の外交消息筋は「韓国政府は米大統領選が近い点、習近平(シー・ジンピン)国家主席の年内訪韓の可能性、南北協力などを考慮して(今回の会談には)慎重な立場を示しているようだ」と話した。一方、韓国国防部は「5月から日米韓3カ国会談の開催に向け日米と協議してきた」としつつ「新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより日程が決まっていないが、協議は進行中だ」と説明したという。

これに韓国のネットユーザーからは「二股を掛ける文政権。これだと肝心なときに両方に捨てられてしまう」と懸念する声が上がっている。

また「米国にくっついておくべき」「韓国が自由民主主義を守るためには日米韓同盟が必要」「中国に尊重されたければ日米韓を強固なものにしておくべき。それなのに文政権は真逆に進んでいる」「米国は同盟にはとてもよくしてくれるが、敵国と手を組むなどの行動を見せたら豹変(ひょうへん)することを忘れないで」「米国がスワップ協定を延長してくれなかったらどんな状況になるか。そんなことは絶対にあってはならない」など日米韓同盟の必要性を訴える声も多い。

その他「政府は中国の顔色をうかがったのではなく、日本と会いたくなかったのでは?」「米国に遊ばれても、中国にへりくだっても駄目。自ら防衛力を高めよう」などと主張する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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