米国の日本への中距離ミサイル配備は大きな災難の到来を意味する―中国メディア

Record China    2020年8月23日(日) 11時20分

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20日、新浪軍事は、「米国が日本に中距離ミサイルを配備すれば、大きな災いがやってくる」とする、軍事評論家・張召忠氏の評論文章を掲載した。

2020年8月20日、新浪軍事は、「米国が日本に中距離ミサイルを配備すれば、大きな災いがやってくる」とする、軍事評論家・張召忠(ジャン・ジャオジョン)氏の評論文章を掲載した。

文章は「米国が日本に中距離ミサイルを配備する計画を立てているが、これは一大事だ。なぜなら、わが国にとって深刻な脅威になるからだ」とした。そして、 1年前に中距離核戦力全廃条約(INF条約)を破棄した米国が、地上発射型のトマホーク巡航ミサイルや中距離弾道ミサイルの開発プロジェクトを始動しているとの見方を示した。

その上で、射程距離2000キロメートル程度のトマホーク巡航ミサイルは沖縄やフィリピンなど中国の「第一列島線」のどこかに、1000~5500キロで飛行速度がマッハ10以上と迎撃が難しい中距離弾道ミサイルについては、射程距離の長いものはグアムに、短いものは日本や韓国に配備される可能性が高いとしている。

文章は、米国がINF条約発効以前にトマホークミサイルや中距離弾道ミサイルを所有しており、同条約によりすべて廃棄されたものの、技術的な基盤は十分に残っていると指摘。「資金さえ確保できればすぐにでも作れてしまうだろう」と論じた。

そして、韓国は数年前に高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備で苦しんだ経験を持つため、中距離ミサイルの配備には及び腰になることが予測される一方、日本には日米安保条約の制約上、国内配備に日本が口出しする権利がないとした上で「米軍が日本に中距離ミサイルを配備すれば、必ずや大きな災いがもたらされることになるだろう」との見方を示した。(翻訳・編集/川尻

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