三峡ダム、記録的豪雨で過去最大の流入量記録の可能性―仏メディア

Record China    2020年8月19日(水) 15時20分

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18日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、長江と黄河の上流で再び記録的な豪雨に見舞われており、三峡ダムの流入量が過去最高を記録する可能性があると報じた。

2020年8月18日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、長江と黄河の上流で再び記録的な豪雨に見舞われており、三峡ダムの流入量が過去最高を記録する可能性があると報じた。

記事は、中国水利部長江水利委員会水文局が18日、記録的な豪雨により長江の各支流で水位が警戒レベルにまで達しており、長江上流の支流である岷江に最大級の赤色警報を発令したほか、その他の支流についてもオレンジ~青の各段階の警報を出したことを伝えた。

また、同局のリアルタイム観測データによれば18日午後4時現在で長江主流の重慶市寸灘の観測所で1秒当たり6万4200立方メートルの流入量を記録し、水位も186.4メートルと保証水位の183.5メートルを上回ったとしたほか、三峡ダムの流入量も同6万1000立方メートルに達し、放水量の4万5900立方メートルを大きく上回っており、ダム前の水位が158.33メートルにまで上昇したと紹介した。

同局は、20日に三峡ダムの流入量がピーク時で同7万4000立方メートル前後となり、三峡ダム建設以来最大の流入量を記録する見込みだとしている。

記事はさらに、同部黄河水利委員会も18日、黄河の潼関水文観測所で午前5時6分に同5050立方メートルの流量を記録したため、今年の黄河第5号洪水が発生したと発表したことを紹介した。

このほか、四川省では100年に1度の大洪水が発生している地域があり、同省の水害干ばつ対策指揮部が同省初となる「1級洪水緊急対応」を発動したほか、重慶市の長江流域でも全域にわたって保証水位を大幅に上回ることが予測され、1981年7月の大洪水に次ぐ規模の洪水が発生する恐れがあることから、同じく「1級洪水緊急対応」を発動したと伝えている。(翻訳・編集/川尻

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