韓国でコロナうつが激増、診察で初めて知る高齢者も―韓国メディア

Record China    2020年8月17日(月) 23時0分

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17日、中国メディアの環球時報は「新型コロナウイルスうつ病」が韓国で全国的に広く存在していると伝えた。写真は韓国の金浦空港。

2020年8月17日、中国メディアの環球時報は韓国・朝鮮日報が15日に報じた同国保健福祉部の発表を基に、「新型コロナウイルスうつ病」が韓国で全国的に広く存在しており、今年2月から8月3日までに37万4000人以上が公立医療機関で精神的健康問題により診察を受けたと伝えた。この人数は、昨年1年間のうつ病や不安障害の総患者数約35万3000人を超えているという。

記事は、韓国の医療関係者によると、私立病院でも新型コロナウイルスによるうつ病患者が急増していると伝えた。韓国の精神科の専門家、盧正均氏(音訳)によると、大部分の患者は胸苦しさを訴えており、特に高齢者は理由もなく胸が苦しく感じて病院で診察を受けて初めて「新型コロナウイルスうつ病」であることを知るという。盧氏は、高齢者は重症化リスクが高いため行動が大きく制限され、心理的にも弱っていると説明した。

また、記事によると、韓国保健福祉部の朴凌厚(パク・ヌンフ)長官は、社会の抑うつした情緒が増し、自殺の心配も増えていると述べた。医学専門家は、「新型コロナウイルスうつ病」に最もよいのは、静かで広々としたところでよく動き、電話で人とたくさん会話をすることだと提案しているという。また、うつ病の症状が2週間以上続く場合はすぐに診察を受けるように述べたと記事は伝えた。(翻訳・編集/多部)

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