新型コロナで武漢から慌てて帰国した米国女児、半年後に自国で感染する皮肉

Record China    2020年8月16日(日) 18時20分

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14日、観察者網は、新型コロナウイルスの感染が拡大していた湖北省武漢市から緊急帰国して話題となった米国人少女が、半年後に米国内で一家全員が感染する結果になったと報じた。資料写真。

2020年8月14日、観察者網は、新型コロナウイルスの感染が拡大していた湖北省武漢市から緊急帰国して話題となった米国人少女が、半年後に米国内で一家全員が感染する結果になったと報じた。

記事は、湖北省武漢市で教員として働いていた米国人男性が、1月に同市内で新型コロナウイルスの爆発的感染が始まったことで8歳の娘を連れて米国へ戻ることを考えたと紹介。1月末に米国政府がチャーター機による米国民引き揚げを始めたことを知り、2月初めに妻と娘とともにチャーター機で帰国したとし、その際に娘が多くの米国メディアから注目され「有名人」になったと伝えた。

帰国当時、この一家が滞在カリフォルニア州では感染者が20人未満だったこともあり、娘の両親は「マスクから解放され、自由と安らぎを感じた」という。しかし、その後米国内では感染者が急速に拡大していくことになった。

記事は「現在、米国政府の感染拡大抑止策はことごとく失敗した。そして悲劇は起こった」とし、数日前に女児がPCR検査を受けたところ陽性が発覚し、11日には父親の感染も確認されたと紹介。祖父母の家があるテネシー州シェルビー郡で隔離措置を取っているが、祖父母も以前に感染が確認されていたと伝えている。

そしてコロナから逃れるために米国に戻ったのに感染してしまうという皮肉な結果になったことについて、女児の父親が「帰国してもう大丈夫と思ったのに、わが国の無力さに震撼した」と語ったとしている。(翻訳・編集/川尻

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