豪元首相「中国は米国と権力を分かち合うべき、日本に不安を感じさせてはならない」―米メディア

Record China    2014年2月1日(土) 6時0分

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27日、オーストラリアのポール・キーティング元首相は、米ハフィントン・ポストに「中国は米国と権力を分かち合い、日本に安心感を与えるべき」と題した記事を寄稿、「国力の変化によって国同士の関係も移り変わる」と述べた。写真は中国軍。

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2014年1月27日、環球時報によると、オーストラリアのポール・キーティング元首相は、米ハフィントン・ポストに「中国は米国と権力を分かち合い、日本に安心感を与えるべき」と題した記事を寄稿、「国力の変化によって国同士の関係も移り変わる」と述べた。以下はその内容。

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中国の台頭に対し、米国は地域の安定とより広汎な利益に奉仕する方法でアジアの新秩序構築に貢献しなければならない。米国の責任に大きな注目が集まっている。これは、米国はアジアで一人勝ちを続けることはできないという現実を受け入れ、中国とリーダーシップを分かち合う必要があるということを意味する。中国にも同様の責任が求められている。中国が大きな指導的役割を受け持つようになっていけば、巨大な力を運用する中で制限を受け入れ、厳守しなければならなくなるだろう。大国がそのような制限を受けることは、国際秩序の成立を確かなものとし、長持ちさせる鍵になるからだ。

中国が新たな秩序に対してどのような責任を担うのか、確かなことはわからないが、中国が役割を担うべき3つの重要な問題を提示することはできる。

1つ目、そして最も明らかなことは、中国は世界に向けて武力の使用や威嚇による紛争の解決を拒否すると繰り返し約束しなければならないということだ。中国が強大になれば、隣国の疑念を解いていく必要がある。その次に、アジアの秩序はもはや米国だけに頼ることはできないということ。だが、米国の積極的な役割なしに、あるいは中国が米国の役割を拒否すれば、アジアに安定と平和の未来はない。3つ目、そして最も難しいのは日本の問題だ。東アジアでもっとも強く、最も重要な関係にある両国関係の苦しみの歴史と現実の難題については周知の通りだが,日本の安全が失われたり、日本自身が安全でないと考えるようになれば、アジアにはやはり安定と平和はもたらされないだろう。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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