中国を代表する経済学者、陳雨露教授の著作「人民元読本」まもなく刊行―日本

Record China    2014年1月28日(火) 17時59分

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28日、中国の著名な経済学者で、中国人民銀行(中央銀行)の通貨政策委員会委員も務める陳雨露(チェン・ユールー)教授の「人民元読本―今こそ知りたい!中国通貨国際化のゆくえ―」(原書「人民幣読本」、中国人民大学出版社)が4月に日本僑報社から刊行される。

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2014年1月28日、中国の著名な経済学者で、中国人民銀行(中央銀行)の通貨政策委員会委員も務める陳雨露(チェン・ユールー)教授の「人民元読本―今こそ知りたい!中国通貨国際化のゆくえ―」(原書「人民幣読本」、中国人民大学出版社)が4月に日本僑報社から刊行される。

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経済のグローバル化が進む中で、新たな国際通貨として世界を動かすと見られているのが中国の通貨「人民元」だ。中国の金融自由化はいつ、どのような形で実現するのか?人民元はいつ、ドルやユーロに並ぶ国際通貨として、世界経済に影響を与えるのか?

本書は、中国人民大学学長で中央銀行の通貨政策委員会委員も務める陳雨露教授が、その通貨変遷史から金融自由化のゆくえまでを豊富な図表を交えてわかりやすく解説したもの。まず、中国の貨幣文化の歴史的変遷を系統的に明らかにした上で、その発展プロセスを詳しく解説。続いて、中国の金融政策と人民元の為替制度を深く掘り下げて考察し、さらには国際通貨制度改革と人民元国際化への可能性を大胆に予測する。

陳教授は「日増しに複雑化する国際金融環境に直面して、中国は今後、経済と金融の発展をより積極的に開放していくことにより、新たなグローバリズムを確立していくことになる」「強固な経済基盤・安定した社会構造・確固たる文化をベースとする中国の経済と通貨の発展は、必ずや世界経済の繁栄とグローバル共同管理モデルの確立に役立つ」として、中国経済と通貨の発展こそが世界経済の繁栄を導く“牽引力”になり得ると力説する。本書はこのような背景に基づいて、中国の特色ある国情とグローバル思考モデルを見据えながら、通貨発展の歴史的背景や現状、課題や目標などについて総合的かつ系統的に考察する。日本人にとっても、その基礎知識をマスターし、対中ビジネスのスキルアップを図り、世界経済のトレンドを知ることのできる中国経済金融の注目テキストだ。

▼経済学者の関志雄氏(野村資本市場研究所シニアフェロー)

「人民元に関する最も体系的かつ権威的解説」

本書は、貨幣史や、為替制度、資本移動の自由化、国際通貨制度など、様々な角度から人民元を分析している。著名な経済学者で中央銀行の貨幣(金融)政策委員会の委員も務めている著者が理論と政策の双方を熟知するという優位性を十分発揮した一冊である。(編集/武藤)

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