【CRI時評】AIIBはグローバル経済ガバナンスに自信を注ぎ込む

CRI時評    2020年7月30日(木) 11時30分

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現在、新型コロナウイルス感染症の影響により、世界の貿易と投資は大きく落ち込み、多国間主義はより大きな衝撃と試練に直面している。新興の多国間金融機関であるアジアインフラ投資銀行(AIIB)は設立から4年余りの間、「何かあれば皆で相談して行う」を堅持し、発展の成果を皆で分かち合い、...

現在、新型コロナウイルス感染症の影響により、世界の貿易と投資は大きく落ち込み、多国間主義はより大きな衝撃と試練に直面している。新興の多国間金融機関であるアジアインフラ投資銀行(AIIB)は設立から4年余りの間、「何かあれば皆で相談して行う」を堅持し、発展の成果を皆で分かち合い、多国間主義を生き生きと示し、グローバル経済ガバナンスを不断に推進・整備している。

 AIIBのメンバーは、開業時の57から4年余りで6大陸の102へと発展している。AIIBはこれまでにメンバー国へ200億ドル近くのインフラ投資を行っている。新型コロナの感染が拡大すると、AIIBは初期総額100億ドルの「新型コロナ危機回復基金」を立ち上げてメンバー国に予算支援と流動性支援を提供し、その額はその後130億ドルにまで引き上げられた。近年、S&P、ムーディーズ、フィッチの3大格付け会社は、AIIBに対し、世界銀行や国際通貨基金(IMF)と同じ信用水準である3Aという評価を付けている。

 「AIIBは、加盟メンバーの共同発展および人類運命共同体構築を促進する新しいプラットフォームになるべきだ」。中国の習近平国家主席は28日、テレビ会議形式で開かれたAIIB第5回理事会年次総会の開幕式でこのように述べた上で、これに関連して4つの提案を行った。即ち、AIIBを、世界の共同発展を促す新型多国間開発銀行、時代の変化に対応する新型発展実践プラットフォーム、高基準の新型国際協力機構、国際的な多国間協力の新モデルとして構築すると強調した。

 AIIBは2016年の開業以来、拡大を続けており、メンバーの中心は発展途上国だが、英国やフランス、ドイツ、カナダなどの先進国も加わっている。予見できるのは、AIIBが今後、より多くの発展パートナーと共に協力を展開し、経済グローバル化がより開放的、包摂的でウィンウィンの方向へと発展するよう推進していくということだ。(CRI論説員)

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