【CRI時評】消費市場は中国経済の持続的牽引が可能か

CRI時評    2020年7月11日(土) 14時10分

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中国政府が9日発表したデータによると、宅配業界は今年上半期、新型コロナウイルス肺炎流行の影響から徐々に抜け出して急速な回復を見せ、業務量の増加率は平均で22.5%に達し、昨年の平均水準に近づいた。

タイのジュリン・ラクサナウィシット副首相兼商務相は今年6月、中国の電子商取引プラットフォームのライブ動画で中国の消費者にタイの果物を紹介し、5000個近くのドリアン、2万個の青ヤシなどの地元の特産物を一回のライブ発信で販売した。現在の中国は、電子商取引と宅配便がともに消費のアップグレードを助けることが当たり前になっており、特に「宅配+ライブコマース」などの新モデルが急速に発展し、消費を牽引する新たな原動力となっている。

 中国政府が9日発表したデータによると、宅配業界は今年上半期、新型コロナウイルス肺炎流行の影響から徐々に抜け出して急速な回復を見せ、業務量の増加率は平均で22.5%に達し、昨年の平均水準に近づいた。世界で電子商取引が最も発達した国である中国の宅配便業務量の急速な回復は消費市場の持続的回復の縮図だ。

 消費は長年にわたって中国の経済成長を牽引する主動力となっている。2019年、中国の経済成長に対する消費の寄与率は57.8%に達し、GDPを3.5ポイント押し上げ、6年連続で経済成長の第一の牽引力としての地位を維持した。新型コロナウイルス肺炎の流行が起こってから、国際社会には消費が中国経済の成長を牽引し続けることができるのかと懸念する声があったが、中国は今、持続的に回復している消費市場で国際社会のこうした疑問に答えている。

 消費のアップグレード、新しいタイプの消費パターンが絶え間ない出現、オンライン・オフラインの融合の加速につれ、中国の消費の潜在力が絶え間なく引き出され、世界最大の消費市場になると期待されている。同時に、中国は第3回中国国際輸入博覧会を予定通り11月初めに開催することを決めた。第3回中国国際輸入博覧会の企業商業展の契約済み展示面積は6月初めまでに、予定された面積の90%を超えた。中国に期待を抱く世界を前にして、中国は引き続き開放の理念を堅持し、市場の活力を強め、世界経済の安定的な回復の促進のために積極的な役割を果たす必要がある。(CRI論説員)

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