<サッカー>日本人選手の「覚悟」はこの境地まで!中国人記者「背筋が寒くなった」

Record China    2020年7月12日(日) 17時0分

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中国のスポーツ紙・体壇周報の編集長でサッカーコラムニストの駱明氏は、元日本代表の乾貴士について「背筋が寒くなった」と述べた。写真はエイバルの微博より。

中国のスポーツ紙・体壇周報の編集長でサッカーコラムニストの駱明(ルオ・ミン)氏は9日、このほどスペイン2部リーグへの降格が決まったエスパニョールに所属する武磊(ウー・レイ)について紹介する記事の中で、同じスペインリーグでプレーする乾貴士に言及。乾のキャリアに対する考え方に「背筋が寒くなった」と述べている。

エスパニョールは8日のバルセロナ戦に0-1で敗れ、2部への降格が決まった。駱氏は来季に向け武磊の去就に注目が集まるとする一方、乾貴士が2018年5月に慣れ親しんだエイバルからベティスへ移籍したことを紹介した。

勝手知ったるエイバルからあえてベティスに移籍した理由について乾は当時、地元紙に「よく考えた上でチームを離れることを決めた。もうすぐ30歳になるが、新たな経験を求めている。引退後は日本に戻り、選手として学んだことを次の世代に伝えていきたい。移籍することで(そうした)視野が広がる」との考えを語っていた。

駱氏は「これを見た時、私は背筋が寒くなる思いがした。日本選手の覚悟は、すでにこの境地まで来ているのかと!」と当時を振り返った。

その上で、選手が海外でプレーすることの意味について、「個人のレベルアップや代表チームの強化だけではない」と指摘。「武磊は将来、代表監督となってワールドカップ(W杯)に挑むのもよいし、中国サッカーを統括する立場になってもよい。中国サッカーの外交官として貢献することもできる」とした。

そして、「サッカー界では人脈が非常に大切で、多くの名選手が引退後にクラブやサッカー協会の幹部になっている。武磊はイングランド・プレミアリーグに行くかもしれないが、成功できるかどうかにかかわらずその経験は宝だ。これまでわれわれは中国サッカーには外交力がないことを痛感していたが、武磊という人材が現れた。武磊が海外でプレーすることの意味は、欧州の舞台で何本かゴールを決めることほど単純なものではないのだ」と結んだ。(翻訳・編集/北田

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