内モンゴルの農家、農作業に北斗測位システムを導入

人民網日本語版    2020年7月6日(月) 14時50分

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内モンゴル自治区赤峰市林西県の双贏農機合作社はここ数日、キャベツの種まきシーズンを迎えている。広々とした畑で、青色の大型トラクターが畦成形・フィルム敷設装置をけん引しながら走行していた。

内モンゴル自治区赤峰市林西県の双贏農機合作社はここ数日、キャベツの種まきシーズンを迎えている。広々とした畑で、青色の大型トラクターが畦成形・フィルム敷設装置をけん引しながら走行していた。科技日報が伝えた。

驚くべきことに、この直線を走り続けるトラクターの操縦室は無人で、ハンドルが自動的に回り絶えず前進する方向を調節していた。

「このトラクターには北斗測位システムが搭載されているのだ」。人々の疑問の視線を浴びながら、同合作社の任宇理事長が謎を解いた。

トラクターに直線上を走らせ、苗をより正確に植えるにはどうすべきか。任氏はネットで検索し、山東省の企業と連絡を取った。同企業は自社製農機北斗測位システムの無料試験導入に同意した。設備が林西県に到着した後、同企業は動画により合作社に測位システムの設置・調整を指導し、運用を成功させた。

畑で測位システムの試験運用を取材したところ、操縦士は操縦室内で手短に数値を設定するとトラクターを降りた。トラクターは無人状態で畦成形・フィルム敷設装置をけん引しながら悠然と前進した。トラクターの後ろに畦が真っ直ぐでき、畦と畦の間の距離も同じく均等だった。苗を植える時に、装置はまた寸分違わず苗を畦の中央に植えた。

任氏は「使わなければ分からなかった。以前は苗を植える時に畦を注視しなければならず、これを1日続けると目が痛くなったほどだ。今やトラクターはこの北斗測位システムが搭載され、脳と目を手にしたようなものだ。畑のヘリに着いたら、操縦士が方向を転換し、トラクターの向きを変えれば、続けて種をまくことができる。衛星が宇宙から見てくれているから、真っ暗になっても装置はそのまま仕事をすることができる」と感慨ひとしおだ。任氏は、同地域全体の北斗測位精密苗植え農機作業展示会を開催し、このスマート農業技術のより広範囲への普及を計画している。(編集YF)

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