安保理が新型コロナ関連決議を採択 中国側は高く評価

人民網日本語版    2020年7月4日(土) 0時30分

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国連安保理は1日、新型コロナウイルス感染症に関して、人道支援が行き届くよう、紛争当事者に対して90日間の即時停戦を求める決議を全会一致で採択した。

国連安保理は1日、新型コロナウイルス感染症に関して、人道支援が行き届くよう、紛争当事者に対して90日間の即時停戦を求める決議を全会一致で採択した。中国の張軍国連大使は決議の採択が多国間主義の勝利だと表明した。

張大使は安保理での発言で「感染症との世界の闘いの正念場において、安保理には職責の範囲内で行動を取り、感染症が国際的な平和と安全にもたらす悪影響に対処する責任と義務がある。安保理がこの決議で合意したことは、国連及びその専門機関の役割を強化し、感染症との闘いにおいて団結・協力するという安保理構成国と国連加盟国の一致した共通認識の反映であり、安保理の行動力と指導力を体現しており、安保理構成国と国連にとって重要な成果であり、多国間主義の勝利だ」と指摘。

「この決議は容易に得られたものでは全くない。ある国が一国主義の立場に固執し、国際社会の一致した声を顧みず、約束に背き、共通認識を破って、決議の協議プロセスがずるずると引き延ばされ、安保理が遅々として行動を取れない事態を招いた。この国は国連事務総長及び各国の呼びかけも無視し、関係国に対する一方的制裁の解除を拒んで、感染が拡大する中で罪なき市民の苦難を重くし、関係国・地域の人道的危機を激化させた」と述べた。

また「中国側は最初から国連事務総長の提案したグローバル停戦と人道的呼応計画に賛同し、様々な場で支持の立場を表明し、先日も171の加盟国とグローバル停戦の呼びかけを支持する共同声明を発表した。中国側は終始建設的に決議案の協議に加わり、圧倒的多数の安保理構成国と共に、最も広範な共通認識を形成し、最大限の柔軟性を示し、幾重もの障害を克服して、安保理が協力して感染症と闘い、共に困難を克服するという前向きなメッセージを対外的に発信する後押しを全力でしてきた」と指摘した。(編集NA)

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