<企画>1-5月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版    2020年7月1日(水) 15時10分

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中国商務部と税関総署はこのほど、対外貿易と外資誘致などのデータを発表し、今年1-5月の経済情勢に関して報告した。

今年1-5月には、中国の物品貿易輸出入額が11兆5400億元(1元は約15.5円)となり、前年同期比4.9%減少し、減少幅は1-4月と変わらなかった。このうち5月、中国の対外貿易輸出入額は2兆4700億元で同4.9%減少した。うち、輸出は1兆4600億元で同1.4%増加、輸入は1兆100億元で同12.7%減少した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は4427億5千万元の黒字で、黒字額は同60.6%増加した。分析によると、中国内外で積極的な要素が積み上がりつつあり、今後の輸出入はますます回復が見込まれるという。

今年5月には、全国の実行ベース外資導入額が686億3千万元(1元は約15.1円)に上り、前年同期比7.5%増加した。1-5月期は3551億8千万元で同3.8%減少し、減少幅は前期に比べ7ポイント縮小した。

データをみると、1-5月期には中国のハイテク産業の実行ベース外資導入額が同2%増加し、このうち情報サービスは42.3%増加、ECサービスは67.9%増加、研究開発・設計サービスは49.8%増加した。主要エコノミー・地域をみると、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国の実行ベース外資導入額は同6%増加し、ASEANは同10.1%増加した。

1-5月期には、中国国内投資家が世界157カ国・地域の企業3570社に非金融分野の直接投資を行い、投資額は累計2962億7千万元に達した。「一帯一路」沿線国への非金融分野直接投資は65億3千万ドル(1ドルは約106.5円)で同16%増加し、同期の同直接投資全体の15.5%を占めた。

2020年1-5月期には、中国の対外直接投資は全産業で3148億7千万元(1元は約15.1円)に達し、前年同期比1.3%減少した(米ドル<1ドルは約106.5円>に換算すると448億5千万ドル、同4.9%減)。このうち中国国内の投資家が世界157カ国・地域の企業3570社に対して行った非金融分野の直接投資は累計2962億7千万元となり、同1.6%減少した(米ドル換算で422億ドル、同5.3%減)。

▷中国最大の貿易パートナーが変動

現在、中国にとって最大の貿易パートナーはASEANとなった。これは実に深い歴史的意義のあることだ。

新華社がこのほど引用した税関総署のデータによると、今年1-5月には、中国とASEANの貿易総額が1兆7千億元(1元は約15.1円)に上り、前年同期比4.2%増加し、中国の対外貿易総額に占める割合は14.7%だった。EUとの貿易総額は1兆6100億元で同4.4%減少、割合は13.9%だった。米国との貿易総額は1兆2900億元で同9.8%減少、割合は11.1%。日本との貿易総額は8463億6千万元で同0.3%減少、割合は7.3%だった。

新型コロナウイルス感染症により、多くの国が都市封鎖や国境封鎖をし、工場は稼働を停止し、グローバル貿易が崖から落ちるように急速に減少し、中欧、中米、中日間の貿易額も減少した。これはごく当たり前のことだ。

しかし、このような逆境にありながら、中国・ASEAN間の貿易は引き続き増加するのは、注目すべきことだ。

こうして、中国最大の貿易パートナーの順位に歴史的な変化が生じた。(編集JZ)

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