中国人は日本で爆買いするのに…日本人はなぜ中国に爆買いに来ないのか―中国メディア

Record China    2020年6月27日(土) 8時20分

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中国のIT企業の深セン飛楽富信息技術有限公司の微信アカウント・天蝎財経は25日、「なぜ日本人は中国に爆買いに来ないのか」とする文章を掲載した。写真は中国のスーパーマーケット。

中国のIT企業の深セン飛楽富信息技術有限公司の微信(WeChat)アカウント・天蝎財経は25日、「なぜ日本人は中国に爆買いに来ないのか」とする文章を掲載した。

同アカウントは、「近年、中国から日本に旅行に行く人が増え、現地で爆買いする人も少なくない」と説明。「なぜ多くの中国人が日本でショッピングをする一方で、日本人は中国で爆買いしないのか」とし、その理由をいくつか挙げている。

まず、中国人が日本で爆買いする理由について「2種類の人がいる」と指摘。1種類は「質が高い日本製品を心から買いたいと思っている人」だとし、「日本には素晴らしいものが多くあることは認めざるを得ない。質が高く精巧で、国内製品よりも長持ちする。中国に輸入されると値段が跳ね上がるが、日本で買えば比較的安い。乳幼児製品や電子製品は人気だ」とした。そして、「良い製品は自然と消費者の人気を得るものなので、こうした購買行動は理解できる」とした。

一方で、もう1種類の「思い込みで購入する人」については問題だと指摘した。「日本製品は確かに質が高いが、すべての日本製が中国製に勝っているわけではなく、(日本には)中国から輸入した製品も多い」と説明。「かつて中国人の爆買いの対象だった温水洗浄便座の多くは中国の工場で製造されていた。日本にまで行って購入したものが中国製だったとは何とも皮肉だ」とした上で、「品質の良し悪しではなく、常に『外国のものは絶対に国産より良いものだ』という心理で購入している人も少なくないことが分かる」と論じた。

続いて、中国は近年、急速な経済成長を遂げたものの、「一人当たりGDPや国民の平均収入では日本の方がかなり高い」とし、「日本人には購買力があり、中国は世界の工場が集まる場所であることから、日本人が中国に爆買いに来てもおかしくないとの見方もある。だが、日本人の中国旅行といえば、ショッピングよりも観光や体験が主だ」と紹介。日本人が中国で爆買いしない理由を3つ挙げた。

1つ目は「中国製品の多くは日本に輸出され、日本では何でも手に入るため」とした。

2つ目は「日本人の多くが国産品を購入する傾向があるため」と指摘。携帯電話の世界シェアは米国アップル、韓国のサムスンのほか、中国のファーウェイ(華為技術)、OPPO、小米(シャオミ)などが上位を占めているが、「日本ではアップルを除けば日本メーカーの製品のシェアが多く、中国メーカーは少ない」とした。

3つ目は「価格にそれほど敏感ではないため」とした。「日本人の平均収入は高く、一部の中国製品が日本国内で買うよりも安かったとしても多くの日本人にはそれほど魅力はない。日本人はより(購入や荷物として持ち帰ることの)便利さを重視しているので、たくさんの買い物袋を提げて帰国するということはないのだ」と論じた。(翻訳・編集/北田

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