ハーバード大の論文、「粗製乱造で問題だらけ」=外交部

CRI online    2020年6月12日(金) 0時40分

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米ABCの報道によりますと、ハーバード大学のある論文が、武漢市内の数カ所の病院近くの交通量やキーワードの検索数に基づいて分析した結果、新型コロナウイルスによる感染症は昨年8月末から武漢市で広がり始めた可能性があるとしています。これについて、外交部の華春瑩報道官は11日の定例記者...

米ABCの報道によりますと、ハーバード大学のある論文が、武漢市内の数カ所の病院近くの交通量やキーワードの検索数に基づいて分析した結果、新型コロナウイルスによる感染症は昨年8月末から武漢市で広がり始めた可能性があるとしています。これについて、外交部の華春瑩報道官は11日の定例記者会見で、「この論文には、非常に明らかで、低レベルの問題がある。論文は、米国の一部の人が中国をやり玉にあげ、組織だって偽情報を作成、拡散する上の新たな証拠であり、国際社会から非難とボイコットされるべきだ」と述べました。

 華報道官は「この論文は、新型コロナウイルスの発生時期を駐車場の車の台数を参考に推測し、いくつかの明らかな、低レベルの問題がある。まず1つ目、ハーバード大学の当該学術プラットフォームは教育・研究者が研究資料の検索と保存用に使う開放型データベースに過ぎず、同業者に査読される刊行物ではない。一体、この論文は同大学医学院の公式見解やレベルを代表したか、それとも個人あるいは数人の『操作』に過ぎないのか?2つ目、著者の1人が、同論文を特ダネとして報じた米ABCのコラムニストでもある。彼は論文のプレプリントよりも先に関連データを入手し、報道した。3つ目は、ABCの報道で見られた同論文の図表の一部に付けられた時間は2019年5月であった。これはケアレスミスだったのか、ほかに原因があったのかも分かっていない。4つ目は、論文で重要とされていた一部の証拠、たとえば咳や下痢に関する検索数について、中国側メディアが踏み込んだ調査をしてみた結果、論文で引用された2019年9月の咳や下痢に関する検索数は、2017年と2018年の同じ時期よりも少なかったことが判明した。となると、これは、武漢で2017年にも新型コロナウイルスが存在していたことを意味するものだろうか。実に奇妙な連想だと思う」と述べました。(提供/CRI

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