文大統領「南北関係を止めてはならない」と訴え、ネットからは不満「いつも北の味方」

Record China    2020年6月16日(火) 16時20分

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15日、韓国・聯合ニュースによると、文在寅大統領が「南北が共に進むべき方向は明確だ」「今の南北関係を止めてはならない」との考えを示した。写真は南北境界・板門店。

2020年6月15日、韓国・聯合ニュースによると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は北朝鮮との関係で緊張が高まっていることを受け、「南北が共に進むべき方向は明確だ」とし、「長い断絶と戦争の危機も苦労して乗り越えた、今の南北関係を止めてはならない」との考えを示した。

青瓦台(大統領府)で開かれた首席秘書官・補佐官会議で述べたもので、文大統領は「私と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が8000万人の同胞の前で交わした朝鮮半島平和の約束を後退させることはできない」とも述べたという。

また、この日は2000年の南北共同宣言からちょうど20年となることから、「重い気持ちで(今日を)迎えた」と明かしながらも、「南北関係に難関が築かれ、状況が厳しくなるほど、宣言の精神と成果を振り返るべきだ」とした。2018年4月27日の板門店宣言と同年9月19日の平壌共同宣言は「南北とも忠実に履行すべき厳粛な約束」「いかなる情勢変化があろうと揺らいではならない確固たる原則」だと強調し、韓国政府は合意履行に向け絶えず努力するとも述べたという。

また、北朝鮮に向け「疎通を断ち、緊張を築き、過去の対決の時代に戻そうとしてはならない」「難しい問題は疎通と協力で解決していくことを願う」と呼び掛けたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「暴言を吐かれても北の兄妹にすがっている。みっともない」「平和平和とうるさい。まるで北のスパイ」「共同宣言をなぜ韓国だけが履行しなければならないのか。大統領に暴言を吐き、軍に銃を撃ち、脱北者を脅かす北朝鮮に対し、盲目的に合意履行をしてやらねばならないのか」「北朝鮮にここまでしてやるのは屈辱的だ」「もう頭がガチガチになっていて、他のことは考えられないんだろうな」「ソウルに核を落とされても『北朝鮮がミスをした』とかばいそう」「ミサイルが落ちても北朝鮮の味方に付くだろうね」など、最近の北朝鮮の強硬姿勢に対しても強く対応しない大統領への不満のコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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