2020年5月31日、韓国・世界日報は、日産自動車の韓国撤退が発表されて以降、ネット上に日本車所有者から「売国奴扱いされる」などの苦悩の声が多数上がっていると伝えた。

記事は、輸入車愛好者が集うコミュニティーに寄せられた書き込みの内容を紹介している。「家族そろって日本車が好き」という人物は、「祖母が停止線違反などの軽い交通違反で罰金を払うことが多くなった」「祖母が悪いのは当然だが、『日本車』だという理由で通報する人が増えた」と書いている。

日本車を「国産車とは言葉で表現し難い違いがある」と称賛する別の人物は、「日本製品不買運動もあり、『売国奴』『カネもないのに買った見栄っ張り』などと言われ苦い思いをしている」という。また「交通違反をするまで新車の日本車の後をつけ、自慢げにネットにさらしている暇な人間がいる」「日本車、日産車を購入するには理由がある。売国奴ではない」とも訴えている。

2人の書き込みには「そもそも交通違反をするのが悪い」「日本車を買ったからといって売国奴呼ばわりするのは慎むべきだ」「それでも日本車を買う必要があったのか？」などの反応があったが、批判的な意見が多かったという。

この記事にも、韓国のネットユーザーからは「ノージャパンのご時世にあえて買うのだから、売国奴で間違っていない」「法律違反をしたから罰金を取られているのに、日本車だから密告されたと思ってるなんて、あきれるね」「外車でも他の国の車に乗ればいい」「日本車に乗るのは悪いことじゃない。でも買おうとする人は歴史を知っておくべきだ」など、厳しいコメントが殺到している。（翻訳・編集/麻江）