韓国のカタールLNG船大規模受注に、日本は「惨たんたる心情」と韓国メディア

Record China    2020年6月5日(金) 12時20分

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4日、韓国・朝鮮ビズは、韓国がカタールからLNG船の大規模な受注を受けたことに対する日本と中国の反応について報じた。資料写真。

2020年6月4日、韓国・朝鮮ビズは、韓国がカタールからLNG船の大規模な受注を受けたことに対する日本と中国の反応について報じた。

記事によると、カタール国営石油会社のカタール・ペトロリアムが過去最大の液化天然ガス(LNG)船建造プログラムを通じて、韓国の大宇造船海洋、現代重工業、サムスン重工業と2027年まで造船所の生産能力を確保する「スロット契約」を結んだ。

韓国の造船大手3社がカタールから計2兆円規模のLNG船の受注を獲得したことを受け、海外のメディアもこぞってこのニュースを伝えたという。

ある日本メディアは「中韓に比べて日本企業は一度に複数隻を受注できる体制が整っていない」「日本勢では川崎重工などが参戦したものの、受注を逃した」「国内最大手の今治造船と三菱重工が設立したLNG船の共同事業会社も、ここ数年は受注がなく形骸化している」などと報じた。これについて記事は「惨たんたる心情を吐露した」と伝えている。

一方、中国では「今回のカタールによるLNG船の大規模発注は受注で苦戦していた韓国造船業界にとっては恵みの雨のようなニュース。過去最大規模の今回の受注には韓国だけでなく、中国の滬東中華造船も加わった」とし、「ここ数年、中国の造船会社の急速な成長は既存市場(韓国が独占するLNG船市場)を切り崩すことができると期待される。滬東中華造船、江南造船など中国の造船所もLNG船を建造可能である点に注目すべき。LNG船の建造技術育成と同時にカタールとの緊密な協力を図れば、いつかは韓国と真っ向から対決できるはずだ」と報じられ、記事は「自信をのぞかせた」としている。

これを受け、韓国のネット上では「おめでとうございます」「韓国はいつも危機をチャンスに変えてきた。これを足掛かりにして、再び跳躍してほしい」「造船業や鉄鋼業が韓国の基礎をつくってくれた産業。最近は退行してエンジニアが無職になったり日雇いになったりして残念だったけど、うれしい知らせ」「文大統領はすごい」「技術力維持のために日々技術研究に励む方々を応援します!」など喜びに沸いている。

あるユーザーからは「文政権がカタールに防疫物品を優先的に支援し、専門人材まで送った理由はここにあったのか」と分析するコメントも。

また「日中は遠くから見学してて」「中国製より韓国製の方がいいって」「中国は受注コストが安くても、後の修理費が高くつくのでは?」「日本の造船産業が韓国に押されてから相当たつね」「日本は今後ずっと韓国の陰に隠れてしまうだろう」などの意見も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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