「本気を出したら相手が死ぬから」と負けた言い訳、中国の伝統武術はどうしたのか―中国メディア

Record China    2020年6月2日(火) 21時50分

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1日、環球網は「中国伝統武術はどうして頻繁に気まずい事件に遭遇するのか」とする記事を掲載した。写真は馬保国氏。

2020年6月1日、環球網は「中国伝統武術はどうして頻繁に気まずい事件に遭遇するのか」とする記事を掲載した。

記事は、香港誌・亜州週刊の文章を引用。太極拳の達人とされる馬保国(マー・バオグオ)という人物が先日、アマチュア格闘家と戦ったところ開始わずか4秒で殴り倒された上、10秒間に3度もダウンを奪われて失神する醜態を見せたと紹介。その動画がネット上で公開されると大きな議論を呼んだとした。

そして、馬氏の「事件」からは「現代における伝統武術のレベルが玉石混交状態で、根拠のない自信ばかりが幅を利かせており、中国伝統武術の健全な発展が阻害されている」との見方を示した。

また、中国武術界の「気まずい事件」は枚挙にいとまがなく、2017年より総合格闘技の第一人者で「格闘狂人」と称されている徐暁冬(シュー・シアオドン)氏が「打倒ニセ武術」を掲げ、伝統武術各派の挑戦を受ける企画を始めたところ、「自称伝統武術マスター」が徐氏に次々倒される結果となったほか、「達人」たちが「本気を出したら相手が死んでしまう」「お腹が空いていた」「南方人は北方の気候に合わない」などと見苦しい言い訳をして笑いものになったと紹介。人々に、伝統武術の玉石混交ぶりを認識させる結果になったとしている。

記事は「中国の武術には流派が数多く存在するが、押しなべて思想が凝り固まっているという問題が存在する。彼らは『武術界ナンバーワン』という虚名を争い、精力を技術の発展ではなく自己アピールに費やしている。そしてまた、迷信じみた秘密主義もペテンの温床となり、中国文化を腐敗させている」と指摘した。(翻訳・編集/川尻

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