中国の参考になる!日本はいかにして「腐敗が深刻な国」から「クリーンな政治の模範」となり得たのか―中国紙

Record China    2020年5月29日(金) 5時20分

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28日、北京日報は、中国のクリーンな政治実現の面で、日本の例が参考になると論じた本を紹介する記事を掲載した。写真は国会議事堂。

2020年5月28日、中国紙・北京日報は、中国のクリーンな政治実現の面で、日本の例が参考になると論じた。

記事は、「腐敗は世界的な問題であるものの、中国はこの数年で反腐敗運動を繰り広げ、大きな成果を上げてきた」と自賛。現在の反腐敗とクリーンな政治を制度化し、常態化させていく必要があると指摘した。

一方で、「この過程において他国の例から学べることは多くある。中でも日本の例は大いに参考になる」とも主張。「日本もかつては腐敗が深刻な国だったが、戦後70年の全面的な処理を経て、現在では比較的整ったクリーンな政治体制を築き、公務員によるクリーンで高効率な行政を保証する面で重要な作用となった。日本は資本主義国の中でクリーンな政治を実現するという面で成功例となっている」と論じた。

そして、「日本と中国は同じアジアであり、歴史や文化背景にも似たところがあるため、日本のクリーンな政治体制構築の理論と実践について、全面的かつ系統だって深く考察し、中国での実践と結合させることは、中国にとって有益である」と訴えている。

記事は、日本が参考になると言える具体的な3つの理由を挙げた。

その1つが「同じ儒教文化圏で、政治文化や経済発展モデル、社会構造に一定の類似性がある」こと。「日本のクリーンな政治文化の構築を研究するなら、東アジアの伝統文化という背景の中で、いかにして現代的かつクリーンな行政文化を築き、東アジアの伝統的な政治文化におけるマイナス要素を克服し減少させることができるかを理解することができる」とした。

2つ目は「クリーンな政治の構築と反腐敗は、ある国にとって特殊な国情に属するものであるものの、世界的には一定の共通性がある」こと。「日本のクリーンな政治の法規確立や機構構築を研究するなら、いかにして反腐敗・クリーン提唱の活動を規範化し、制度化し、長期化させるかを知ることができ、中国の反腐敗・クリーン政治体制を完備する上で重要な意義がある」と論じた。

3つ目は「日本もクリーンな政治体制を築く過程で多くのモデルや方法を試しており、その失敗例や成功例から多くを学ぶことができる」こと。「日本の成功と不足を中国と比較することで、中国のクリーンな政治体制構築の参考になる」と伝えた。(翻訳・編集/山中)

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