新たな栽培モデル、トマトの糖分が60%増加

人民網日本語版    2020年5月18日(月) 22時0分

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北京市農林科学院野菜センター節水高品質研究チームは「高糖分トマト」をモデル展示した。同モデルで栽培した3品種の可溶性糖分の濃度は8−9%で、5−5.5%の一般的な栽培品種を約60%上回る。

高糖分トマトは甘味の中に酸味があり、風味が濃厚で美味しい。北京市農林科学院野菜センターの劉明池氏が率いるチームが17日に発表した情報によると、同センター節水高品質研究チームは通州基地ビニールハウスで、その根域制限栽培システム、節水灌漑、栄養液調節という3件のキーテクノロジーに基づく「高糖分トマト」をモデル展示した。同モデルで栽培した3品種の可溶性糖分の濃度は8−9%で、5−5.5%の一般的な栽培品種を約60%上回る。科技日報が伝えた。

同チームは20年にわたり、高糖分トマトの栽培技術と生理について体系的な研究を行った。中国で初めてトマトの生産量と品質を兼ね備える根域制限栽培及び節水灌漑調整技術を確定し、可溶性固形物を5%から8%以上に引き上げた。中国の国情に適した、生産量と品質を兼ね備えた高糖分トマト栽培モデルを構築するとともに、果物・野菜の品種、水、肥料、ホルモンなど8つの農業要因の品質及び芳香物質に及ぼす影響の法則を研究し、野菜・果物芳香物質の形成メカニズムを明らかにした。こうした研究は高品質トマトの生産に理論的根拠を提供した。(編集YF)

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