WHO総会、各国の専門家が新型コロナ対策で連携を呼びかける

人民網日本語版    2020年5月18日(月) 13時40分

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第73回世界保健機関(WHO)総会が18、19両日にビデオ会議の形で開催される。

第73回世界保健機関(WHO)総会が18、19両日にビデオ会議の形で開催される。専門家は、新型コロナウイルス感染症は全人類共通の敵であり、WHO各加盟国は協力して感染症と戦うことに焦点を合わせるべきであり、公衆衛生上の問題の政治利用は避けるべきだと指摘する。新華社が伝えた。

「ウイルスに国境はなく、人種を区別しない。この非伝統的な安全保障上の試練を前に、全世界は人類が苦楽と運命を共にする共同体であり、団結と協力が感染症に対処する最も有力な武器であることをより深く認識した」。中国国際問題研究院戦略研究所の陳須隆所長は「感染症との戦いにおける国際協力の推進において、中国側は積極的に対外援助を行い、貴重な感染防止・抑制経験を分かち合うだけでなく、率先して韓国と『快速通路』を始動するなどの措置を通じて企業活動の再開を後押しし、世界経済の回復と成長を促進している」と指摘する。

各国の専門家は、感染症の問題を政治利用し、他国とWHOに汚名を着せるのは、関係国の国内の感染防止・抑制に何の助けにもならず、世界が協力して感染症と戦うのを一層困難にするだけだと指摘する。

「人類とウイルスとの戦いの正念場において、国際社会にとって最も重要なのは共同努力であり、意見の相違を感染症との共同対策における障害にさせるべきではない」と、ベラルーシ国立科学アカデミーのコルサコフ会長は指摘する。

公衆衛生分野の最も権威ある、最も専門的な国際機関であるWHOは世界の公衆衛生上の危機に対処するうえで代替不能な役割を発揮している。パキスタン国際イスラム大学のムハンマド・カーン教授は「勝手な行動をし、感染症との戦いにおいて意思疎通を欠き、互いに一貫しない国々がある。こうした状況が混乱を増している」との見方を示した。「この時期にはWHOが中心的役割を発揮し、感染症との戦いにおける世界の協力を後押しすることが必要だ」。(編集NA)

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