「中国人はお断り」ドイツのミシュラン店シェフの投稿が物議=各サイトの評価急落―中国紙

Record China    2020年5月15日(金) 16時50分

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15日、環球時報は、ドイツの著名レストランのシェフがSNS上で「中国人お断り」と発言して非難を浴び、その謝罪声明によってさらに批判が強まったと報じた。写真はデュッセルドルフ。

2020年5月15日、環球時報は、ドイツの著名レストランのシェフがSNS上で「中国人お断り」と発言して非難を浴び、その謝罪声明によってさらに批判が強まったと報じた。

記事は、独地方紙ライニッシェ・ポストの14日付報道を紹介。デュッセルドルフにあるミシュランの星付きレストランの料理長が12日にSNS上で営業再開の通知を出した際に「営業を再開するが……中国人はお断りだ」と記載したところ、中国系をはじめとする多くのネットユーザーから「人種差別」との批判が噴出し、レストランへの入店をボイコットするよう呼び掛ける動きが起きたという。

そして、騒動を受けた料理長が同日に店のSNSアカウント上で「すべては誤解だ。誤解により一部の人を傷つけてしまったことを、非常に申し訳ないと思う。深くお詫びする」と述べる一方で、通知の内容は「中国人に向けてではなく、中国の統治者に向けてのものだった」と釈明したという。

記事は、「謝罪声明を出した後も依然としてネットユーザーからの批判は止まない」と紹介。デュッセルドルフは華為技術(ファーウェイ)のEU本社をはじめ、中国企業が数多く入居している地域であり、現地の華僑・華人の数は2万人前後であるとした上で、現地の中国系商人が「多くの中国系住民がこの店に国内外のビジネスパートナーを招いていたが、今後はこの店を使わなくなるだろう」と語ったことを伝えた。

記事によれば、この件について店に問い合わせたところ、「シェフは不在だ。店は中国人を歓迎している」とのコメントがあるのみだったという。また、騒動発生後、各大手サイトではこの店に対する評価が急降下しており、グーグルでは5点満点中わずか2.2点という低評価になっているとのことだ。(翻訳・編集/川尻

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