「慰安婦は売春」発言で停職の韓国教授が不服表明、学生は罷免要求

Record China    2020年5月10日(日) 17時10分

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7日、韓国・MBCによると、「旧日本軍の慰安婦被害者は売春の一種」などと発言し物議を醸した延世大学社会学科の柳錫春教授に対し、大学側が停職1か月の懲戒処分を下した。写真は延世大学。

2020年5月7日、韓国・MBCによると、「旧日本軍の慰安婦被害者は売春の一種」と発言し物議を醸した延世(ヨンセ)大学社会学科の柳錫春(リュ・ソクチュン)教授に対し、大学側が停職1カ月の懲戒処分を下した。

記事によると、柳教授は昨年9月、講義中に「直接的な加害者は日本ではない」「(慰安婦は)売春の一種だ」「(今の売春婦と慰安婦を同等と見ているということかとの質問に)結局、似ている」などと発言した。

柳教授は「懲戒処分に不服である」との立場を表明し、「慰安婦に対する新たな解釈と討論にくつわをかまし、学問の自由を抑圧するものだ」と主張している。

一方、学生と市民団体は「処罰が軽すぎる」として、柳教授の罷免を求めているという。柳教授は8月に定年退職を予定していることから、学生対策委員会は「停職1カ月は事実上、懲戒の効果がない」と指摘。慰安婦被害者を支援する団体「正義記憶連帯」も「処分が遅く、罷免が妥当だ」と遺憾を表明している。

韓国のネットユーザーからは、「こんな人が大学教授だなんて」「戦争の犠牲になった少女たちへの暴言を吐いただけでも許せないのに、処分が不服だって?」「元慰安婦のおばあさんたちに土下座して謝れ」など、怒りの声が殺到している。

また、「たったの1カ月?」「この教授に対してより、大学への失望のほうが大きい」「延世大は親日派の集団だな」「延世大は三流大学だ」などの大学批判や、「この国の社会既得権層や指導層には、われわれが想像している以上に親日の人間が多い」などのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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