中国の死亡率を疑うのは政治化した憶測に過ぎない

人民網日本語版    2020年5月5日(火) 19時30分

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突如襲ってきた新型コロナウイルスに直面して、中国は終始一貫して命が第一を原則とし、治癒率を最大限に高め、死亡率を最大限に低く抑え、全ての患者の命を全力で救ってきた。

突如襲ってきた新型コロナウイルスに直面して、中国は終始一貫して命が第一を原則とし、治癒率を最大限に高め、死亡率を最大限に低く抑え、全ての患者の命を全力で救ってきた。(人民日報「鍾声」国際論評)

中国は患者数と死者数の統計で常に透明性を保ち、情報を公開し、すべての症例の全プロセスを追跡できるようにした。ところが、米国の一部の政治屋は自分たちの感染症対策の非力さを覆い隠すため、政治的妄想のような考え方で、中国が「感染者数と死者数の情報を隠匿していた」と何度も根拠なく非難し、死者数が「一番多いのは中国のはず」という妄想を頭の中で作り上げた。

命は泰山よりも重い。これは中国政府と中国国民が感染症と闘う中で常に持ち続けた信念だ。感染症の突然の襲来を前に、中国は制度の優位性を発揮し、全国を挙げて力を合わせ、多くの地域が経済・社会・生活に「急ブレーキ」をかけ、6千万人近い人口を擁する省が交通を規制し、1千万人以上の人口を擁する都市が「都市封鎖」を実施した。数百の医療チームが迅速に集結し、4万2千人以上の医療関係者が湖北省の支援に駆けつけ、全国最良の医療資源と最高レベルの呼吸器・感染症の専門家が武漢に集まり、全国の数百万人の人々がそれぞれのやり方で武漢防衛戦と湖北防衛戦に加わった。武漢市内の約420万世帯に対し、「1世帯も漏らさない」、「1人も漏らさない」絨毯爆撃式の検査を実施し、受け入れるべき患者を受け入れ、治療すべき患者を治療した。すべての重症・重篤症に対し、「1人につき一つの案」の措置を取り、重症患者の平均治療費は15万元(1元は約15.1円)を超え、一部の重症・重篤症患者の場合は数十万元から100万元以上に達したが、すべてを医療保険と政府からの保障でまかなった。これらはいずれも命を救うためだ。

中国の戦「疫」の過程はすべて公開されており、1月から毎日、患者数、死者数、感染の疑いがある人、濃厚接触者、医学的観察を受けている人の情報を発表してきた。国家レベルと各省・自治区・直轄市レベルで感染症の流行中に累計3千回を超える記者会見を行い、政府関係者、医療関係者、専門家、治癒した元患者がカメラの前に立ち、質問に答えてきた。困難で苦しく想像を絶する努力の末、湖北省の防衛戦、武漢市の防衛戦は決定的な成果を収め、全国の感染症対策も重大な戦略的成果を収めた。世界保健機関(WHO)のブルース・エイルワード事務局長補は米メディアの挑発的な質問に真っ向から対決して、「中国はデータを隠匿していない。WHOが中国に派遣した専門家チームが行った数々の視察活動がこれを証明している」と指摘した。

初期には、収容力が不足し、少数の医療機関が速やかに疾病予防管理情報システムと連携できず、病院がキャパオーバーに陥り、医療従事者が治療に忙殺され、客観的にみて報告に遅れや漏れ、ミスがあり、統計に重複があったが、統計作業はずっと続けられ、全面的に調査ができる条件が整うと、武漢市が速やかに関連データの全面的なチェック、統計、訂正を行い、完全な形にして発表してきた。これは歴史に対する責任であり、国民に対する責任であり、亡くなった方々に対する責任だ。

しかし4月17日に中国がデータの訂正を発表すると、米国の一部の政治屋は「おぼれる者はわらをもつかむ」とばかり、訳もなく大喜びして、「中国のデータは信頼できない」と言い出し、「これは武漢市のデータ訂正に過ぎない。これから別の都市のデータ訂正もあるはずだ」などと荒唐無稽な見方を打ち出した。彼らはまるで中国人が大勢亡くなれば亡くなるほど彼らの意に沿うとでも言いたげで、実に残酷きわまりない政治的病態だ。

WHOはこれまでずっと各国に対し速やかに数字を訂正するよう求め、「こうしてはじめて感染状況の影響の広がりを把握でき、今後の動きを正確に予測することができる」としてきた。データの訂正は国際社会に対する責任であり、専門的な行動であり、世界で通用するやり方であり、中国が公開性、透明性、責任を果たすとの原則を堅持していることの何よりもの証拠だ。ここでたずねたい。他の一連の国々も感染症のデータを絶えず訂正し、米国自身も絶えず訂正しているのに、なぜ米国の一部の政治屋は中国ばかり問題にするのか。原因は言わずとも明らかで、彼ら政治屋たちの習慣になっている米国式の傲慢さとイデオロギーの思い上がりに他ならない。彼らがつむぐ横暴な政治ストーリーの中では、世界の出来事において、全世界が米国よりもうまくできることはすべてうそであり、彼らがよく知っていることこそ本当であり、政治的に必要であれば口から出任せも言うし、無から有を生じることさえある。それについて米国の多くのメディアが見抜いている。米紙「ニューヨーク・タイムズ」の調査でわかったのは、米疾病予防管理センター(CDC)の最新のデータによると、3月8日から4月11日までの間に、新型肺炎の状況が深刻だったニューヨーク、ニュージャージーなど7州の死者数は一般的な通常レベルを50%近く上回ったが、死者数の急増分が他の疾病の統計に組み込まれてしまったことだ。米ABC放送は調査を踏まえ、CDCは2009年と2010年に米国で新型インフルエンザ(A/H1N1)が爆発的に流行した際の事後分析で、真実のデータは公的統計の15倍になる可能性が高いとの結論を出したと伝えた。

中国の犠牲と代償、成果と貢献は、誰もがその目で見てきたことであり、誰もが認めるところだ。米国の一部の政治屋に忠告する。憶測は結局事実に取って代わることはできないし、中傷は決して真相を消し去ることはできない。中国の感染症の死亡率をめぐり根拠もなく騒ぎ立てることは、何の意味もなさないし、感染症と闘い人々を救う上でも何の役にも立たないし、自分を欺き人を欺く行為であり、笑いものになるだけだということを知るべきだ。(編集KS)

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