韓国の人口減少が止まらない?4カ月連続で死亡者数が出生数上回る

Record China    2020年4月30日(木) 15時0分

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28日、韓国・中央日報によると、韓国で4カ月連続、死亡者数が出生数を上回っている。「韓国の人口減少に拍車がかかった」と伝えている。

2020年4月28日、韓国・中央日報によると、韓国で4カ月連続、死亡者数が出生数を上回っている。記事は「韓国の人口減少に拍車がかかった」と伝えている。

記事によると、韓国の2月の出生数は2万2854人で、前年同月より11.3%減少した。2月の出生数としては統計を始めた1981年以来、最も少なかった。一方、死亡者数は2万5419人で、前年同月比10.9%増加しており、1983年に死亡者統計を始めて以来、最も多かったという。死亡者数の急増、出生数の急減により人口が減少する現象は、昨年11月から4カ月間続いている。

人口減少の最大の理由は出産率の低さにあると、記事は説明している。2月の出生数は2018年が2万7575人、2019年が2万5772人だったが、今年は2万2000人台に落ち込んでいる。人口1000人当たりの出生数を指す粗出生率も2月は5.6人で、人口1000人当たりの死亡者を指す粗死亡率(6.2人)に届かなかった。昨年2月の粗出生率は6.5人だったという。また、昨年2月の粗死亡率は5.8人と、やはり上昇しており、記事は「高齢者人口の割合が増えたことも、人口減少に影響を及ぼしている」と指摘している。

統計庁は「この傾向が続けば、今年通年の統計でも、韓国の人口は初の減少を記録することになる見通しだ」と予想しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「事件や事故ではない自然な人口減少は歓迎する。この国は人口が多過ぎるよ」「少し人口が減ってもいい。地球の環境的にも。世界中が人口を減らさなければ、未来はないと思う」「子を生んでしっかり育てられる富裕層だけが生むべきだ。国が出産を奨励すべきではないと思う」「結婚して苦しむより、独身で寂しいほうがまし」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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