中国IT企業は海外の戦「疫」で何をしてきたか?

人民網日本語版    2020年4月28日(火) 15時50分

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中国のインターネット企業は感染対策と企業活動・生産活動再開をしっかり進めると同時に、技術の優位性を活かして、人々が感染症に対処するのを支援し、グローバルな戦「疫」に中国の力を積極的に寄与している。

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現在、新型コロナウイルスが世界中で蔓延し続けている。中国のインターネット企業は主体的に動き、自身の感染対策と企業活動・生産活動再開をしっかり進めると同時に、技術の優位性を活かして、海外各国の人々や海外にいる同胞たちが感染症に対処するのを支援し、グローバルな戦「疫」に中国の力を積極的に寄与している。

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このほど中国から運ばれた人工呼吸器500台とその他の医療物資が、エチオピアを経由してアフリカ50数カ国の戦「疫」の最前線に送られた。これは馬雲ジャック・マー)氏の馬雲公益基金会と阿里巴巴(アリババ)公益基金会がアフリカに寄贈した物資の第2弾だ。人工呼吸器のほか、ウイルス検査キット100万セット、医療用防護服・フェイスシールド20万セット、赤外線額温度計2千台、手袋50万組が含まれていた。これまでに、両基金会は累計100数カ国に防疫物資を寄贈した。

「本当の友だちがいれば失敗することはない」。アイスランドのグズニ・ヨハンネソン大統領は中国のネット企業の騰訊(テンセント)に送った感謝の電子メールの中で、このアイスランドの有名なことわざを引用した。テンセントは10数億元(1元は約15.2円)規模の戦「疫」基金を拠出して、世界の新型肺炎との闘いを支援している。先日は調達した医療用物資770万点を、すぐにも物資を必要とする10数カ国に送った。

技術の優位性が中国ネット企業がグローバル戦「疫」のプロセスに参加する際に重要な役割を果たしている。百度(バイドゥ)研究院を例にとると、戦「疫」を支援する方法の1つとして、防疫センターと科学研究センターを対象としたLinearFoldアルゴリズムの無償公開、および現在世界で最速のRNA(リボ核酸)構造予測ウェブサイトの無償開放があり、新型コロナウイルスのRNAの立体構造の予測スピードを向上させ、待ち時間を大幅に短縮した。

しばらく前に、国連は、テンセントが正式にグローバル協力パートナーとなり、国連創立75周年記念行事に全面的技術ソリューションを提供すること、またテンセント会議を通じ数千回のオンライン会議・イベントを開催することを明らかにした。新型肺炎に直面する中、この世界的な対話イベントは中国ネット企業の技術的支援の下で行われることになる。

中国の技術が世界の戦「疫」を支援する過程で、中国ネット企業はそれぞれの技術の蓄積を活用して、感染対策において人工知能(AI)の応用を力強く進めている。

3月28日、テンセントはグローバル戦「疫」情報プラットフォーム「Together We Can」を立ち上げ、世界のユーザーに「ワンストップ式」の防疫医療情報サービスを提供し、これには科学的知識、セルフチェック、医療アドバイスなどのコンテンツがあるほか、中国・海外の医師向けの感染症公開講座なども含まれる。このうち「新柄肺炎セルフチェックツール」はテンセントのAIスクリーニング技術を活用し、ユーザーの年齢、症状、過去14日間の行動履歴などの情報を総合的に評価して、ユーザーの初期段階の判断を助けアドバイスを送るものだ。

華為(ファーウェイ)はAIのアルゴリズムに基づき、エクアドルのために新型肺炎のAI補助スクリーニングシステムの配置を支援した。傘下の「華為雲」(ファーウェイ・クラウド)も新型肺炎スピードスクリーニングプランをオンラインでリリースし、これまで世界数十カ国にノウハウと技術支援を提供した。

中国の病院170数カ所でリリースした「阿里雲」(アリクラウド)のAI補助CT画像診断技術は、新型肺炎の診断で重要な役割を果たしてきた。感染疑い症例のCT画像の診断がわずか20秒で終わり、精度は96%以上に達して、医師の負担を効果的に軽減することができた。

アリクラウドは最近、感染対策期間中に世界中の病院へ新型肺炎AI診断技術を無償提供すると発表し、複数の国の医療機関からさらなる技術の応用を推進してほしいと期待している。こうした中国発のAI技術が今、グローバル戦「疫」に自らの力を積極的に寄与している。(編集KS)

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