新型コロナに苦しむインド、韓国企業が相次いで寄付発表=韓国ネット「誇らしい」「日本企業は…」

Record China    2020年4月16日(木) 12時0分

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15日、韓国・聯合ニュースは、サムスンに現代自動車など、韓国企業が相次いで新型コロナウイルスに苦しむインドへ寄付をしていると報じた。写真はマスクを求めるインドの人々。

2020年4月15日、韓国・聯合ニュースによると、インドでの新型コロナウイルス感染拡大を受け、韓国企業が相次いで支援を発表している。

記事によると、サムスン電子のインド法人は新型コロナウイルス関連の名目でインド当局に2億ルピー(約2億8100万円)を支援すると発表した。このうち1億5000万ルピー(約2億1070万円)はナレンドラ・モディ首相が主導するファンドに投入し、残りは生産施設のあるウッタル・プラデーシュ州とタミル・ナードゥ州にそれぞれ渡す予定。個人的に支援に参加する職員とはマッチング形式で追加寄付を行う方針だ。サムスン電子はこれまでにレントゲン、超音波検査装備、マスク、保護装備などさまざまな医療装備を支援しているという。

また、チェンナイに工場がある現代自動車インド法人も最近、タミル・ナードゥ州に5000万ルピー(約7020万円)を渡し、モディ首相ファンドへの支援計画も進めている。さらに韓国から調達した2万5000人分の新型コロナウイルス検査キットを、近くインド政府に渡す予定。その他、酸素呼吸器、マスク、消毒液、保護装備、廃棄物焼却機など医療関連装備も支援する計画だという。

LG電子も、封鎖措置で日雇い労働者など低所得層が深刻な打撃を受けたことを受け、100万人分の食料を寄付する。また、全国各地の病院と隔離施設にも空気清浄機、浄水器、テレビなどを寄付したという。

現地の韓国企業は、先月25日に発動された全土封鎖措置により、工場の稼動中止や販売急減など大きな打撃を受けている。当初封鎖措置は今月14日に終了が予定されていたが、来月3日まで延長され、被害はさらに大きくなるものとみられている。

15日午前11時現在、インドの新型コロナウイルス感染者数は1万1439人。最近では感染者の増加数が1000人を超え、急速に広がっている。

これを受け、韓国のネット上では「政府がすべきことを企業がしてくれてる」「誇らしい!」「ホントにこれが70年以上前に米軍から小麦粉の配給を受けていた国?韓国がかっこいい」「コロナが終息してから海外出張に行ったら厚遇されそう“From South Korea...Wow!”って」と称賛コメントが相次いでいる。

また、「ベンツやBMWは韓国で毎年巨額の売り上げがあるのに、何も思わない?」「日本企業は韓国で稼ぐだけ稼いで何もしてくれない」などの指摘も出ている。

この他、「生活必需品、食糧、保健医療用品、IT技術など国難に備えて国内生産すべき。欧州はサッカーに巨額を投じ、観光業で生計を立て、製造業がないため中国に依存していた。新型コロナで防護服がなくて死んでゆく人が多い。米国は武器は造るけどマスクがなくて死んでゆく」と現状の産業システムに警鐘を鳴らすユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)

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