フィンランド、中国から不良品マスク調達した責任者辞任―中国メディア

Record China    2020年4月13日(月) 18時10分

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中国中央テレビのニュースサイトは12日、中国から不良品マスクを調達したフィンランド国家緊急供給庁の責任者、Tomi Lounema氏が辞任したと報じた。写真はフィンランド国会議事堂。

中国中央テレビのニュースサイトは12日、中国から不良品マスクを調達したフィンランド国家緊急供給庁の責任者、Tomi Lounema氏が辞任したと報じた。

記事によると、フィンランド政府が中国から購入した医療用外科マスク200万枚と呼吸用防護具23万個は医療機関で使用できないものであることがこのほど明らかになった。

物資の調達は、不良債権の歴史を持つビジネスマンのOnni Sarmaste氏と経済犯罪の前科がある美容企業家のTiina Jylhä氏との間で成立したもので、フィンランド国家緊急供給庁は、Onni Sarmaste氏に500万ユーロ(約5億9200万円)、Tiina Jylhä氏に250万ユーロを支払った。銀行は現在、取り引きを凍結している。

中国から不良品マスクを調達したことについて、フィンランド社会保健省の首席補佐官、Kirsi Varhila氏は「失望」を表明。中国外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官は「中国の関連当局によると、物資はフィンランドが仲介業者を通じて購入し、非医療用マスクとして中国の税関に輸出申告したものと把握している。われわれはさらに踏み込んだ事実確認を行う予定だ。事実が明らかになるまで、容易に結論を下さないよう望む」と述べていた。(翻訳・編集/柳川)

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