中国の村で塩買い占め、「新型コロナ感染者が入水自殺で海汚染」のデマが原因か

Record China    2020年4月11日(土) 11時20分

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10日、新浪新聞の微博アカウント頭条新聞によると、広東省の村で塩の買いだめ騒ぎが発生した。新型コロナウイルス関連のデマが原因とみられるという。

2020年4月10日、新浪新聞の微博(ウェイボー)アカウント・頭条新聞によると、広東省の村で塩の買いだめ騒ぎが発生した。新型コロナウイルス関連のデマが原因とみられるという。

報道によると、あるネットユーザーが9日に「同省呉川市の村で住民が大量に塩を買いだめする騒ぎが発生している」と明かした。先ごろ、「米国の新型ウイルス患者が海で入水自殺した」とされる動画が拡散したことで、村民の間で「死体が海水を汚染し、海水から製造される塩も汚染される」という誤った情報が広まったことが原因とみられるという。なお、拡散された動画は、2014年のリビア難民を乗せた漁船の沈没事故の際に撮影されたものだという。

この騒動について、中国のネットユーザーは「また出たよ」「人のうわさほど恐ろしいものはない」「根拠のない情報は信じてもダメ、伝えてもダメ」「デマを流した人間をきっちりと懲らしめてほしい」「こういう情報を信じる年配者、多いんだろうな」といったコメントを残している。

また、2011年の東日本大震災に伴う福島第1原発の放射能漏れ事故が発生した際に、中国でヨウ素入りの塩が放射能に効果があるとのデマが流れて大規模な塩の買いだめが発生したことを想起するユーザーも多いようで、「当時の再現ではないか」「福島原発事故の時に流れたデマで大量に買い占めた塩は、もう食べ終わったのか?」「このニュースは、塩を食べても頭が良くなるわけではないことを十分に証明している」といった皮肉も見られた。(翻訳・編集/川尻

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