【CRI時評】西側の中国に対する「責任追及、賠償請求」の考えは筋違いだ

CRI online    2020年4月7日(火) 23時50分

拡大

英国メディアの最近の記事によると、ロンドンに本部を置く新保守主義シンクタンクのヘンリー・ジャクソン協会が先日発表した、いわゆる調査研究レポートで中国を「感染症情報を隠蔽して報告」し、「国際衛生条約に違反」したのは新型コロナウイルスの拡散に対して責任があると攻撃し、国際社会が調査...

英国メディアの最近の記事によると、ロンドンに本部を置く新保守主義シンクタンクのヘンリー・ジャクソン協会が先日発表した、いわゆる調査研究レポートで中国を「感染症情報を隠蔽して報告」し、「国際衛生条約に違反」したのは新型コロナウイルスの拡散に対して責任があると攻撃し、国際社会が調査に介入し、中国に「賠償請求」すべきだと公言した。

 この論調はでたらめ至極だ。中国は莫大な犠牲を払って、全世界の感染症予防・抑制活動の最前線で防衛線を構築し、貴重な時間を稼ぎ出した。中国は感染症情報を即時公表し、世界保健機関(WHO)、国際社会と予防・抑制活動、治療経験のすべてを共有してきた。これらはいずれも国際社会が認め、あまねく賞賛している事実だ。中国に対していわゆる「責任追及と損害賠償」を求める論調はまったく筋が通らないばかりか、いささかのモラルもない。

 感染症の前では、全人類はすべて被害者だ。歴史上、公衆衛生上の問題で特定の国や民族に「賠償請求」した前例はいまだかつてない。なぜなら、それは特定の民族に対する憎悪を煽り、人為的に歴史の悲劇を作り出さずにはおかないからだ。西側の一部の人間が中国に対する「責任追及と損害賠償」を喚き散らすことは、実質的に一種の人種差別主義であり、最低限のモラルを逸脱している。それならば、我々はインフルエンザ発生の費用をいったい誰に請求すれば良いというのか。

 著名な医学雑誌「ランセット」のリチャード・ホートン編集長は「私たちは1月最後の週には、感染症がやって来るだろうと知った。中国の伝えたメッセージは非常に明確だった」と述べている。英国は高度な医療技術には事欠かないが、医療資源の欠如と中国が発表した情報への無関心が英国社会の公衆衛生の危機に対応する能力を著しく制約している。

 現在、全世界の感染者数はすでに120万人を突破し、そのうち米国の感染者数は36万人を超え、英国のジョンソン首相は症状の悪化により集中治療室に移された。全世界が感染症と戦っている緊急事態に、欧米の個別の機関と一部の政治屋が人種差別主義による政治操作に夢中になっていることは、国際的な防疫協力にますます大きな妨害をもたらすだろう。(CRI論説員)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携