中国が独自開発した初の13価肺炎球菌多糖結合型ワクチンが市販へ―中国メディア

人民網日本語版    2020年4月4日(土) 6時20分

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玉渓沃森生物技術有限公司が生産した13価肺炎球菌多糖結合型ワクチンの第1弾となる製品が、国家薬品監督管理局が発行した「生物製品発行承認証明書」を取得した。写真は中国の病院。

沃森生物技術股フン有限公司(フンはにんべんに分)によると、その子会社の玉渓沃森生物技術有限公司が生産した13価肺炎球菌多糖結合型ワクチンの第1弾となる製品が、国家薬品監督管理局が発行した「生物製品発行承認証明書」を取得した。これは同製品の市販が可能になったことを意味する。中国新聞網が伝えた。

肺炎連鎖球菌は侵襲性感染症及び肺炎、上気道感染を引き起こす最も一般的な原因だ。世界で毎年100万人以上が肺炎連鎖球菌によって命を落としている。2歳までの子供は抗体がなく、肺炎球菌に感染しやすい集団となっている。

沃森生物は中国で初めて、世界で2番目に13価肺炎球菌多糖結合型ワクチンの市販を承認された企業だ。同社は中国で初めて同ワクチンを開発した。主に生後6週間から6歳までの乳幼児と児童の接種に使用される。同ワクチンがカバーする13種の血清型(1型、3型、4型、5型、6A型、6B型、7F型、9V型、14型、18C型、19A型、19F型、23F型)の肺炎球菌による感染症を予防できる。

沃森生物が国家薬品監督管理局の「生物製品発行承認証明書」を取得した第1弾の製品は14万1119本。この証明書の取得は、同製品の市販が可能になったことを意味する。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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