米国立衛生研究所所長「新型コロナは自然発生したもの」

Record China    2020年3月30日(月) 7時30分

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28日、中国中央テレビのウェブサイトは、新型コロナウイルスについて米国立衛生研究所所長が「自然発生によるもの」との見解を示したと報じた。

2020年3月28日、中国中央テレビ(CCTV)のウェブサイトは、新型コロナウイルスについて米国立衛生研究所所長が「自然発生によるもの」との見解を示したと報じた。

記事は、同研究所のフランシス・コリンズ所長が26日に「ゲノム研究で、新型コロナウイルスは自然が起源であることが明らかに」と題したブログ文章を発表し、同研究所が支援する国際研究グループが新型コロナウイルスを含むコロナウイルス数種類のゲノムデータを対比して出した「ウイルスは自然発生によるもの」との結論を紹介したことを伝えた。

そして、文章の冒頭で同所長が「今はインターネットを開くと必ず新型コロナウイルスに関連した文章を目にする。そして、ウイルスに関するデマや憶測がウイルス自身よりも急速に拡散している。また、悪意を持った人たちがこれまでに憤慨すべき論説をぶち上げてきた。それは、新型ウイルスが実験室で設計、完成され、故意に拡散されたものだといった内容だ。しかし幸いなことに、最新の研究によってこのウイルスが自然発生によるものであることが証明され、科学的な証拠によってこれら説が打破されたのだ」と論じたことを紹介している。

また、新型ウイルス発生の過程について同所長が「コウモリやセンザンコウといった自然の宿主においてウイルスが進化し続け、その過程でコロナウイルスのスパイク(突起)たんぱくの形状に突然変異が起きた」「ヒトを発病させる能力を獲得する以前からすでに動物を介してヒトの体内に入り込んでおり、数年さらには数十年というゆっくりとした進化を経て、ヒト間で伝染し重大な疾病を引き起こす能力を手に入れた」という2つの仮説を立てていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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