経済低迷に悩んだ文政権をコロナが救った?米メディアの指摘に韓国ネット「運がいい」

Record China    2020年4月11日(土) 7時20分

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10日、韓国で国会議員選挙の事前投票が行われる中、韓国メディア・韓国経済が米ブルームバーグ通信の報道を引用して「文在寅大統領は新型コロナウイルス感染事態の恩恵を受けている」と報じた。写真はソウル。

2020年4月10日、韓国で国会議員選挙の事前投票(投開票は15日)が行われる中、韓国メディア・韓国経済が米ブルームバーグ通信の報道を引用して「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は新型コロナウイルス感染事態の恩恵を受けている」と報じた。

記事によると、米ブルームバーグ通信は「韓国では事前投票の前日である9日に新規感染者が39人にまで減少し、防疫対応に成果がみられている」とし、「これにより、経済低迷や大統領側近の不正事件、北朝鮮問題などで打撃を受けていた文大統領の与党の支持率が上がっている」と指摘した。韓国政治アカデミー院のキム・マンフム院長は「コロナ事態がブラックホールのようにその他の全ての問題をのみ込み、政府の防疫の成果のみを際立たせた」とし、「経済が脆弱な状況でも文大統領の与党が選挙で完勝するとみられる」と分析したという。

選挙を予定どおり進行する韓国政府の決定は米国やフランス、シンガポールなどと相反する措置だというが、ブルームバーグ通信は「結果的に与党に有利に働いている」と伝えたという。

これを受け、韓国のネットユーザーからも「的確な指摘だ」「経済はとっくに破たんしていた。それなのにコロナのせいにしている」「コロナ事態以前の執権3年間で韓国は多くの借金を抱えていた。生活が苦しい」「コロナという言い訳ができたね」「コロナがなければ今ごろ、(前法相の)不正問題、景気低迷、外交問題で批判一色だっただろう。文大統領は運だけはいい」などの声が上がっている。

一方で「文政権のコロナ対応が良かったのは事実」「文大統領は国民を救うために必死だ。それなのに恩恵を受けているなんて言い方は不謹慎」などと指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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